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かっこいい先輩

昨日、長くお付き合いしている先輩(80才女性)が久しぶりにカフェにいらした。随分と腰も曲がってしまったけど、バリバリの江戸っ子そのままに、口調は元気そのものだった…んだけど。

開口一番、ご主人が亡くなったと…。

ご主人は順天堂のお医者様だった人。東京にお住まいを持っているが、引退後のことを考えてか、地元常陸太田にもお住まいを建てられていた。一年前、癌と判明してからはさすがに仕事はお辞めになったようだが、引退後もこちらの病院で患者さんを見ていたようだった。

奥様である先輩は、病院の送り迎えや偏食のきついご主人(苦笑)の食事などを、一時期はぼやいていらしたものだったが。昨日は、ご主人の様子を、こちらが尋ねたわけではないのだが、堰を切ったようにお話していった。

病院に入院したのはほんの数日だったこと、最後まで一言も痛いとは云わなかったこと、抗癌剤などの治療は一切受けなかったこと、最後の最後まで話しかけることに対してきちんと応えてくれていたこと…。

ベッドに寄り添って、先輩が「こんな太い指や手でよくまぁ、細かい手術ができるものだねぇ」なんて言いながら、両手を代わる代わるさすっていたら、その手にぐっと力が入って握りしめてくれた、と思ったら息を引き取られた、と。

聞いていて、涙が出てきた。

戦後の復興時期を、モボ・モガで過ごされた若い日のこと、プレスリーの追っかけをしたこと、70近くなってから車の運転を覚えたこと、教習所で暴走族のあんちゃんたちと仲良くなったこと、つい最近までかっこいいサングラスをかけて、東京と常陸太田をランクルで往復していたこと、そんなかっこいい先輩から、こういう話を聞くとは思ってもいなかった。

常陸太田に建てたお住まいは、それはそれは素敵な広いリビングがある。一人になって広さをましたそのお住いで「音楽会なんか開いて過ごしたい」と。私にも、お手伝いできることがあるかもしれない。

う~んな日々(^_^;)

とある団体がうちのカフェを視察に来たいと言っている、と伝えてくれたのは市の企画課担当者さん。とある県の事業をとある団体に実施委託して(とあるばっかり)、その実施団体からのお話だという。

とある団体→県担当課→市企画課→うちのカフェ、という段取りを経て依頼がきて、その依頼いかがでしょうか、と企画課の職員さんが来店した、という流れですね。おおもとの事業実施にあたって、事前準備研修のある事業で、事前研修先にうちが選ばれたということ。

そのとある事業は、自分自身も15年ほど前にお世話になったことがあり、自分が参加したときの同期のメンバーが、今年行われる事業の長をやっているという。年月はたったのねぇ、自分が参加した時の団長さんっって言ったら、気配りの人・頭の回転がものすごく早い人って、印象。雲の上の役目をする人という感想を持ったものだったが、その御役目を同期の方がするなんて!すごいなぁ、と企画課の人の話を聞いていて思いましたよ。

でも、ここから話が一気に展開します。
企画課「お昼をこちらで(うちのカフェ)でいただきながら、カフェで取り組んでいる子育て支援などのお話をしていただく。その後、常陸太田市の子育て支援策を説明させていただく、ということなんですが」
私「はいはい、お安い御用で」
企画課「それが…お昼の予算が少なくて、500円しかないそうなんです」
私「…は、なるほど…では、その予算内でご用意できるもので」
企画課「足、ださないでお願いしますねm(__)m」
と、文字通り企画課さん平身低頭。今時、お昼に500円という視察なんて、あるんですねぇ。

参加者は、25名ほど。うちのテーブル席は17。テーブルの配置を変えて、折りたたみ椅子等を用意し、少しきつ目だが25名座っていただくのはなんとかなるでしょう。ただ、お一人お一人銘々にお皿を用意してお昼を提供するようなゆとりはないかもしれない、とスタッフと相談し、大皿にサンドイッチを数種類盛り合わせ、飲み物をつけて、500円。足はでないが、限りなく原価に近いけど、ま、同期が団長をするというお祝いもあるし、とそういう内容で受けることにした。うちの夏季休業後半の視察日程だったので、仕込み等早めに手配しないと間に合わないと、早速仕込み用食材を手配。

企画課さんが役所に戻り、最初の反対コース「うち→企画課→県担当課→実施団体」と視察承りますよとお返事が届いたはずの、その何日か後。

携帯に着信あり。運転中ででられなかった着信は知らない携帯番号。でも、留守電が入っていて、その同期のメンバーからの電話だった。折り返し電話すると…

同期「(途中まで挨拶系を略)お昼の件ですが、その日は視察の一行は朝早くから各地をめぐっており、お返事のあったサンドイッチのような軽食では、物足りないのではないかと思いますの…。」

私「…」

同期「以前そちらに同期会で伺った時にお蕎麦の出前を頂いたんですが、それを用意してもらうことはできませんか?」

私「…いやぁ、さすがに蕎麦ですと500円では無理ですね~。(自分の所のメニューなら無理もできますが出前で値切るわけにも行かないでしょう…)」

同期「それじゃ、ホカホ◯亭などやコンビニなどで、今なら400円弱でボリュームの有るお弁当買えますでしょ、それを用意していただくこと、できます?」

私「…(ブチ切れ寸前、でもそのせいですごく丁寧語)…そうですね、できることはできます。でもお弁当屋さんとかのは唐揚げとか脂っこいもの多いですから、知り合いのJAさんにその予算でお弁当お願いできるか聞いてみましょうか?以前700円でしたが、とっても美味しい幕の内を作って頂いたことがあるんですよ。ただ500円だとおにぎりにおかずとかになるかもしれませんが」
同期「おにぎりではちょっとねぇ…幕の内ならいいんですけど」
私「では、JAの方にできるかどうか伺ってみます。難しいというお返事でしたら、お弁当屋さんに頼むということで」
同期「じゃ、お願いします。カフェさんにはあまりねぇ、ですけど、その分、参加者の皆さんに何かお土産でもそちらで買っていただくことで…」

つまり、この時点で同期さんは、カフェ営業していると思っているんですね。営業日に視察にきて、ランチタイムに、弁当を取れ、ということで、あ、り、ま、す!

私「いえ、その日はカフェはおやすみでして(っていうか、うちは飲食がメインなので物販は気持ちしかやってないのよ、それをお土産たくさん買ってお礼にかえるって…大体、その日は休みだよって市役所経由で返事行ってるでしょ)」

同期「あ、そうなんですか。…じゃその他お願いしたいことがでたらまた携帯にご連絡しますね」

私「…(ブチブチ!)…いえ、この後自分は電話でられないので、ご連絡は最初と同じ市役所の方にお伝え下さい。そうしていただけると、こちらにも連絡がちゃんと届きますから」

視察の日は当店夏季休業中の日でありました。休みなので、一気に25名受け入れ軽食ランチもなんとかなると、判断していたのではあります。ほぼ貸切状態ですわね。このやり取りで、ちょっと怪しいと踏み、市役所の担当課に話しの顛末を報告に行った。今後は直接の連絡等あると、こんがらかるもとだと思ったので、ね。こんな電話ありましたよ、というと

企画課「県担当課から来た話とまったく違う(;_;)」

私「連絡間違いのもとなので、直接やりとりではなく、担当課を通して連絡おねがいします、と言っておいたので連絡あった時はおねがいしますね」

さてさて、。知り合いのJAさんに聞いてみました。以前700円でとっても美味しい幕の内を作っていただいていたので、難しいかもとは思いつつ500円で幕の内のようなお弁当お願い出来ますか?って聞いてて、やはり、これは無理とこちらからお断りした。たぶん、お願いしたJAの人は、なんとか応えようと無理してやってくれちゃうだろうと思える誠意の人、でもその誠意で作って頂いたお弁当が500円で出血大サービスだったとしても、そのサービスの意味も味もきっと「届かない」タイプの人かも、と思ったから。

例えば、学生さんとかの年代の人ではないんですよ。該当する事業は海外へ勉強に行こうか、というような事業でして、ある程度時間もお金もゆとりのある世代が参加する事業なんですけどね。学生さんが少ないお小遣いでなんとか、って言ってきたのなら、自腹切っても応援しちゃうんですが、今回このへんで、諦め入ってます。

はい、その後またカフェに電話ありました。今度は事業実施団体の事務局だという方から。

事務局「お弁当の件ですけど、サンドイッチからお弁当に変わったんですよね?JAさんではやってくれそうですか?」

私「もうしわけありません(なんで謝ってるんだ私?)。難しいそうなので、お弁当屋さんでということになりますね。」

事務局「わかりました。そのお弁当屋さんはメニューはどんなものがあるんですか?」

私「それは、わたくしにはわかりかねます。いわゆるチェーンの弁当屋さんとかコンビニのお弁当をご希望と伺ってますから、唐揚げ弁当とか焼肉とか色々あると思いますが」

事務局「じゃ、そこへお弁当頼んでいただけます?」

私「(頭の中、真っ白!)え?頼むことは頼みますが、あのぉ唐揚げ弁当とかでいいんですか?」

事務局「唐揚げはねぇ、嫌いな方もいるでしょうから。幕の内あります?」

私「…あるとは思いますが、それはわたくしのほうからは、なんとも申し上げられません」

事務局「そうですよね、お弁当の注文をそちらにやっていただくことではないですよね」

私「(今頃わかったのかい!)そうですね」

事務局「じゃ、そのお弁当屋さんに注文したら配達してくれるんですね?」

私「(!!!!!)え?配達してくれるかどうかは、私にはお答えできかねます」

事務局「そうですか、そのお弁当やさんはどこにあるんでしょ?」

私「(誰か助けてくれ…)…んん、と。多分市内金井町というところに1軒あったと思いますが…」

事務局「かないちょう?はい、分かりました。それでは、◯日に30名くらいで伺うと思いますので」

私「え?30名ですか?あの、最初市役所からお話頂いた時には25名と伺っております。うちの席数は17でして、なんとかテーブル・イスの配置を変えて25名ならお座りいただくことはできるとお返事致しましたが、30名を越しますと、当店ではお食事をしていただくのは無理かと思いますが、スペース的に」

事務局「じゃ、お昼は何処か他の所で食べてくればいいのね?」

私「(え?なんで私そんな質問されるの?)はぁ…」

事務局「分かりました。で、そちらでお話をきかせていただくことになってますけど、何分お話いただけるんですか?」

私「え…当方は依頼を頂いたほうですので、そちらで時間とかご希望をおっしゃっていただければそれに対応することはできます…。」

この後も、ちょっとやり取りあったんですが(泣)とにかく「あ・ぶ・な・い」ので、念には念を入れて「今回の視察は市役所から問合せいただいたものですので、今後のご連絡は市を通してお願いします」とお伝えし電話を置きました…投げつけてやりたかったくらいです(とほほ)

そしてそして…今日。

今日は子育て応援都市トークカフェというイベントを市が開催、それに協力しているのでカフェは他のスタッフに任せて午前中そのイベントに参加しておりました私のもとへスタッフからメールが届きました。「例の事務局さんがカフェに来てる、アポなし。店内を見せてくれって」「視察の日、お茶だけ飲ませて欲しいからどんなものができるのか教えてくれと言っている」およよ!窓口と言いますか、承ったのは私なんですけど、スタッフと内容決めちゃうんですね~(苦笑)。「これから市役所に行くって言ってる、アポ無しで」

あわわわわ。その事務局さんが赴くという市役所担当者、今私の隣にいて、このイベント主催してるんですけどぉ(怒)担当者にメールを見せて早く市役所に帰るといいよ、と。ぶっ飛んで帰って行きました。

お昼でイベント終わって、カフェに戻り、顛末をスタッフに聞くと…。市役所に行く前に、同じ事業に参加していたTさん宅を訪問するって言っていたと、そのお宅は!昨日お母さんを亡くして告別式をしていたお家ですけど!アポ無しで、告別式翌日のお宅に…。どんなだったか、想像もつきません。

その後、くだんの市役所担当者に挨拶に行ったところ、「まだ、来ませんけど…。」どこかでランチでも楽しんでいたのでしょうか、はたまた告別式翌日の家(店舗なので店をみただけでは、その気配は判らない)のお店で展示品でも見て盛り上がっているのでしょうか…。

視察当日が、こわい(泣)

日本建築士会連合会まちづくり賞

友人の建築士にある賞の審査員をして欲しいと依頼されたのは随分前。日本建築士会連合会主催、まちづくりに関するというので、なんとかなるかなと受けたのはいいが、先月、事前審査の書類が送られてきた。全国から21の応募があり、一次審査で7団体に絞られている。その7団体はすべて「まちづくり賞」受賞なのだが、10月に行われる建築士の全国大会に於いて、その中から大賞1団体、優秀賞2団体を選ぶ審査、しかも公開審査だという。

それでは、と資料を開いてはたと思いついた。受賞となった7団体名が頭に入る前に、21団体全てに目を通して、自分の判断とすりあわせて見よう!資料の読み取りに時間かかりましたが…結果?なんと受賞した7団体中6団体が一致(^_^;) 正直ほっとしました。いずれも相当な活動を繰り広げてきてて、判断できなかったら審査員として申し訳ないからねぇ。

さてさて、自分としては入念な事前学習をしたつもりで、18日の審査会場に。お昼をご一緒させていただきながら、審査の方法などについて事務局の方と委員さんでご相談、他の委員さんはこんな方たちでした。

委員長 真野洋介さん(東京工業大学大学院准教授)
鈴木 浩さん(福島大学名誉教授)
舟山光雄さん(江戸川区都市開発部 市街地開発課長)
村上美奈子さん(東京建築士会 副会長)

プレゼンが各団体10分、7団体終了後、委員による質疑・応答後、公開審査~講評となる。選考は、各委員5点手持ち、それを按分して投票する。3点1点1点、2+2+1、1+1+1+1+1でも構わない。

さてさて、受賞団体は…

まちづくり活動団体名             活動地域
(社)青森県建築士会 みらいのまちづくり委員会   青森県
貸はらっぱ音地                 東京都
なな山緑地の会                 東京都
湘南邸園文化祭連絡協議会           神奈川県
うちのDEアート実行委員会           新潟県
高岡の建築とまちづくりネットワーク       富山県
高瀬まちづくり協議会             熊本県

プレゼン後の公開審査で「建築士会の賞なのに、建築士の関わりが見えない団体もあり、こんなにジャンルが広い活動を一つのものさしで計れない」「建築士的な視点で評価するのであれば、自分の選考結果が変わる」などなど、続出(^_^;) 自分は、まちづくり(この言葉はあまり好きではないし、いったいまちづくりって何とは思うけど、使いやすいので)には関わってきたけど、建築には疎い、そんな自分を委員にするのだから、その視点がない選考でもいいということだと受止めるしかないよね。なので、公開審査の質問も建築とは全く関係ない部分から、でも大事と思えるところを伺った。答えには感動した。

修景とか伝建とか、町並み保存って一体何のために行われるんだろう?という疑問が溶けた。例えば地元鯨ケ丘でも一部空き店舗を和風な作りに変えて、見た目キレイに直し商店会で利用しているところがある、そういうものは、修景というものではなく、ある意味文化破壊だったなぁ、と。あまりにそういう例ばかり目にするので、そういう例が「修景」と思い込まされていた不幸を思った。ここで発表されたものは、建築の保存から始まるが、市民の意識向上はもちろん、壁柱一つ治すにしても、伝統的な技術の保存や復興に広がり、また元々使われていた材料が手に入らない場合は、その復興や、最悪修築そのものを待つ、という、大きな広がりを見せてくれるものだった。

また、湘南文化祭やなな山緑地の会のような活動は、委員の一人がおっしゃっていたが、いわゆる「私財」としての土地建物を、パブリックな市民の宝として、財の概念が変化していく様をみせてくれてた。自分がいちばん印象に残ったのは「貸しはらっぱ音地」の活動。こんな活動があるのかと、資料を最初に見た時から興味津津だった取り組み。建築士の役割を「建物構造物をデザインしたりディテールを考えるということは、プロなので建築士ならできること。これからは、建物ではない暮らしのデザインをどうするか」も考えて行きたいという。

どれも見事なとしか言いようのない取り組みだが、それを審査し無くてはならないという、まぁ難しい審査でしたよねぇ。でも、自分の中ではここと、すっきり決まりました。審査員がつけた点数がホワイトボードに書き写されていく、結構緊張しました。何がって、やっぱり自分は建築には部外者、ということ。そういう委員としての役割があるはずと思っても、あまりに他の委員さんと違ったらやだなぁって、本音のところでは不安でもありました。でもね、結果なんと見事に点が決まったんですね。

票が入らなかった団体は、良くないということでは全くなく、ひとつはプレゼンの視点が(学生さんの関わった団体だったので学生さんの発表だった)求められていたものと若干ずれていたかなということ(プレゼン者の力量も審査の内と確認済み)ところと、広がりの点でこれからと感じさせたところ、ただそれだけの違いとおもいます。

5つの団体に、どれもそれぞれ納得させられる票がはいり、大賞と優秀賞1団体は決定。もう一団体が同票になって決戦投票となったのが上の写真です。選挙速報のようなバラが張ってありますが、委員5名がそれぞれ同票のどちらかにバラをつけるという決選投票の結果、決定。疲れましたが、とても勉強になってかつ面白い審査にかかわらせていただきました。感謝しかありません。

貸しはらっぱ音地さんの取り組みは、地元でもすぐにできそうで面白そう。谷中にいったら寄ってみようっとヽ(•̀ω•́ )ゝ✧

現代物とはさようなら

ソロモンの偽証 第II部 決意ソロモンの偽証 第II部 決意
著者:宮部 みゆき
販売元:新潮社
(2012-09-20)
販売元:Amazon.co.jp
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宮部みゆき、好きだったのね。それは昔々、「龍は眠る」だったかなぁ、最初に読んだの。最初は当然文庫本の片っ端からやっつけ読み。文庫の山踏破してからは、新作が出るのを、待って買い。それが、忘れもしない「模倣犯」から、買うのを迷うようになった。

「模倣犯」売れたみたいですよね、映画化もされたし(T_T) あの原作を映画化しようなんて、いったい誰が思うんだと、その話を聞いたときに思ったもんなぁ。読後感最悪だったから・・・。模倣犯の前作「理由」もすごいとは思ったけど、読んで気持ちが沈むってどうよ、って思う話だったし。読んだことある人ならわかるとおもうけど、宮部みゆきの描く人物像ってリアルなんだよね。リアルな人物像で、今の社会の救いのなさを描かれちゃうと、本って読んで苦しくなるものなの?って素朴に思っちゃいます。

何もハッピーエンドだけがいいと言ってるのではないんだよね。でも、ミステリーとか推理ものだったら、犯人が捕まって良かったね、とか思いたいじゃん。世の中、そんなに簡単にいかないよってのは、毎日ニュース見てれば分かるんだから、せめて本の中だけは、何とかしてよ、って思っちゃう読者って事ですね、私は。

模倣犯でもう二度と宮部みゆきの現代物は読まないぞ、っと思ったんだけど、意志薄弱だから、新刊出たばかりには買わないものの、しばらくして読み物が手元になくなったりするとツイ、読んじゃう。で、そこそこいい感じの作品が続いたので、よーーーし、今度はと思って買ったのが「ソロモンの偽証」700ページ余の3部作。8月から毎月1冊ずつでるという予告だけど、一気読みしたいから10月の第3部が届いてから、即読みました。へこんでます←今ここ。

時代物はもれなく良いんです。でも、現代物は、どうしてなんだろう。

たぶん、このソロモンの偽証(これに限らず、最近の現代物は)は推理とかミステリーとかの枠の本ではないんだよ、きっと。訴えたいのは、描かれているような事件に巻き込まれたとき、こういう解決方法があったら、できたら、そんな世の中だったら、いいね、っていう希望なんだと思う。でも、それが、まったく希望に思えない。魂が救われない気がする。こういう世の中だけど、がんばって生きていこうって読み取りかたもできない。はぁ(T_T)

アマゾンとかでは結構評価がいいけど、私はもう宮部の新作・現代物には手を出しません。

映画連チャンからのー

昨日は、のんきに映画を連チャンして来ました。「鍵泥棒のメソッド」「天地明察」、ネタバレあるかもだから、見る予定の人はスルーおすすめ。

9:30のファーストショーに間に合うべくゆとりで出かけたはずが、千波大橋のあたりで、妙な渋滞。まさかの10分遅れで入館( ´Д`)=3 いっちゃん最初の、銭湯でツルッと大滑り、の場面を見逃した!!なんてこったい、というか、前フリも何もなしでおもいっきりストーリー始まっちゃうのね!?これが、この映画のすべてかも。滑る場面が、という意味ではなく、「深い」読みとかがあるわけではなく、単純に楽しめる映画だから、という意味ね。

設定やら何やら、いろいろ突っ込みたくはなるけれど、いやいやそういう小難しいことは置いといて、「役者」を楽しんじゃえばいいじゃん、って思える映画。

天地明察(上) (角川文庫)
天地明察(上) (角川文庫)
クチコミを見る

続いて、「天地明察」。途中、記憶にないストーリーが…、いや、寝ちゃったんですけどね(笑)観察と計算というじみ~ぃなことが話の中心なので、見るのはなかなか、ね。暦の大切さが、今の自分にはなかなか理解できなくて、そこに命をかける男たちの思いってのに、感情移入できないうちに話はすすんで行きまして。こうして日本独自の暦ができあがったんですよ、とハッピーエンド。そのラストの場面が、ありえないだろうっての印象のほうが、ハッピーエンドの印象より強いってどうなの。

ラストの場面は、設定=京都でしょ?そこに、岡田くんの奥方が駆けつけちゃうんだぜ(T_T)「入鉄砲に出女」なんてこういう人は対象じゃなかったのかな?感動の夫婦抱きあうシーンとかもあるのよ。 時代考証無視もいいところでしょうが。けっ、って思いながらエンドロールをみてましたら(エンドロール全部見るタイプです、自分)「原作を映画化するにあたり、設定を変えてあるところがあるよ」(意訳です)ってエクスキューズが出てきたんだよねぇ。う~ん、本読んだほうがいいな、きっと。

いい味の役者さんが揃ってる一方、「えーーーー!!」っていうキャストもぞろぞろ。高倉健のNHKの番組を見てた時「役者は私生活を晒しちゃいけない」って言ってたよねぇ。その私生活がボロボロわかってるタレントさんがそこそこの役で演技していらっしゃると、その役の人物まで薄っぺらに感じてしまって、映画台なし。岡田くんはいい役者になってると思うけど、だからといってジャニーズ系のタレントにいい配役を持って行っちゃぁ、映画が泣くんではないだろうかねぇ。Y山が本因坊に見えるはずがない、って怒ってます私。

で、結論(?)観察って大事ね、って思わされた2本の映画でした(そこかよぉーー)

盆踊り

今年の太田まつり、消化不良だったのは私だけなのかな?ステージを見ながら、なんか違うんだよなぁと感じたのは、今年が初めてでは無い。

各地で3.11のあと、復興を願い、ご先祖を思って迎える夏祭りが行われるとき、みんなが自然と踊り出すのは盆踊りだったし去年のがんばってます!って行った祭りで盛り上がったのはやはり伝統の神輿や太鼓だった。

なんとか太田まつりのよさをこれからの子供たちにつなげていきたいし、そのために実行委員会で長年関わってきた自分だが今年の太田まつりを終えてから、違う方法で盛り上げられないかなぁと思い始めた。

過日、気の置けない仲間とあるご苦労さん会をやっていて、来年は盆踊りに参加して踊ることで祭りを楽しんじゃえって話になった。郡上八幡の風の盆のようにきれいには踊れないかも知れないけどそろいの浴衣に笠をかぶって、きれいに踊って盛り上げちゃいましょ!ってなノリ。

今までも、今でも、確かに盆踊りにそろいの浴衣で参加する団体はありますが、顔に「動員されましたので」と楽しくないぞと書いてあるようなチームもありそうじゃなくて、心から楽しむ盆踊りを美しい舞い手になってやりたいなと思ったんですね。そうすることで、盆踊りの参加者も少しは増えないかなというかすかな期待も込めて。

8月14日15日なんて、帰省や里帰りで女性は大忙しの時期。子供たちがいてこそ、見に行ったけど大きくなっちゃってからはとんとご無沙汰になってるひと多いんじゃないでしょうか。そういう友人たちに呼びかけられないかな?盆踊りを終えて、真上に上がる花火を見て、グランドいっぱいに広がる夜店をひやかして、懐かしい人とすれ違って「久しぶりですねぇ」なんて声を掛け合って…。

そんな夏祭りを楽しむ、そういう楽しみ方を始める、そんな事をやってみたいって思って……

揃いの浴衣を誂えます!裾回しはおもいっきり派手な赤い色をチラチラさせます!深めに笠をかぶって「夜目遠目笠の内=美人」だけを踊り手にします!踊りはできるだけ揃って綺麗に踊ります!

昔ながらの太田祭りを楽しみたい人、探します!

あおぞらクラフトいち

水戸芸術館のあおぞらクラフトいちに行って来た。みる側の無責任な発言を許してもらえれば、各地で開かれるマルシェ、作家さんの「質」が命でしょう。クラフト大好きママ達の作品を集めた1ディや2ディショップと、どこが違うかっていったら、作家さんのレベルだけですもんねぇ。

マルシェに出展する作家さんたちが、全員それで生計を立ててるわけでもないのは、分かってるけど、それでも趣味の延長でとどまるつもりはないよ、って心意気が作品から見えてくれば、そのマルシェに行った私みたいな「好き者」は大満足。

さてさて、今回のクラフトいちの作家さんたちはどうだったかというと、「玉石混淆」・・・かな。クラフト好きなママ達のイベント、随分と数多く開かれるようになったので、最初の頃のような驚きは薄れてきてしまってるから、同じような出展ブースがここにあっても、まったく気持ちが動かない。スルーのブースがいくつもある一方、「何じゃこれ!」って驚きが数店(*^_^*)

作家さんご本人はあいにくお留守、小中大地さんの「えんぴつゴブリン」

かわいいなんて叫んで、語彙の少なさを表したくはないなぁ・・・。ものを書くときにえんぴつを使っていたのは、もう思い出せないほど昔の事。えんぴつをナイフで削り、短くなるとサックにいれて使い、サックのホルダーで止められないほどに短くなると、「書く」という行為にはもう使えないので、捨てるしかないのに、そこまで長くつきあったえんぴつはもう捨てられない、って経験は、誰にでもある・・・わけじゃないよね、今。

自分の机にも鉛筆立てがあり、3cmほどの短いえんぴつが、捨てられず、かといって使われるわけでもなく、ホコリをかぶっている。そういうえんぴつは、そうか、ゴブリンになってるのかもしれないね。日本でいったら、付喪神(つくもがみ)とでもいったところか。みればみるほど、面白い顔をしている。作家さんは絵を描くのが本業かも。スズキコージ風のタッチだなぁと思って見ていたら、ご本人のブログで同人をお薦めしてる。だろうなぁ・・・。

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こちらは武岡麻衣子さんのブローチ。フェルトを使ったクラフトは大流行したし、アクセサリーにする人も多く見かけるけど、なかなかオリジナルな良さを感じる人っていないよね。このブローチは一目で気に入り、展示してあった5個買い占めてきたもの。次を見てみたい、って気がしたのです(*^_^*)

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缶バッチもクラフトになったのね、作って売ってるブースもあったけど、こっちの方がおもしろい。缶バッチのパーツをアクリル絵の具で塗りたくり、同じくアクリル絵の具でコーティングした(?)紙を切り抜いて作った文字を貼り付けた、ただそれだけなんだけど、七宝ともちがう、勿論缶バッチのテイストとも違うバッチができあがり。

他にもビーズをつけたり、凝ったつくりのものがあったけど、なんといってもこの文字オンリーがセンスいいと思った。ブースに作家さんが不在で、となりのブースの人にきくと、「そのうち帰ってくると思いますよ、おじさん」。え?おじさんが作ってるの?へーーー、興味津々です。どんなおっちゃんがこんなかわいいもの作ってるんだろう?

しばらく待ってたら帰って来ましたおっちゃん。・・・なにげに普通の人で、がっかり(すみません、何を期待していたんだ私)作家さんのカード下さいってお願いしたら、こんなものをくれた

「そうだ、これを宣伝しなくちゃ」って、あんたはここの関係者?うーむ、頭の中が「?」だらけになってしまった。結局おじさんの作家としてのカードらしきものは無い「芝生でヨガやってるから、来て」・・・呆然(T_T)

知り合いに大勢あったけど、その中でも驚いたのはfrumafar.さんがブースをだしていたこと!常陸太田のカフェにいらしてくれて、素敵にブログにも紹介してくれた。サイトは英語だけど、布の美しさに惹かれてポーチを3つ購入し子供たちにプレゼントしていた。こんなところで会えるなんて(*^_^*)

作家さんご本人は敷地内にいるそうだけど、会えなくて。でも、一緒にカフェに来てくれた人がお店番(@^^)/~~~なんと、作品の撮影会にカフェを使ってみたいとのお申し出をいただきました♪嬉しいです。

勉強になったのは「ちどり」さんのお店。スコーンIZUMIさんの奥様が直々に油揚げを焼いて売っていた!一応テントではあるけれど、ブース内はレトロな調度品をそろえ、その中にクッキーなどおいて販売中。テントといえどもまるで気を抜いた所などありません。お腹も空いてきたので、油揚げを注文。木の皮のフネに焼いた油揚げをのせ、ごまやはなかつを、醤油を好みでかけてたべるというシンプルなもの。これが美味しかった。さすがねぇ、自分たちも勉強しなくちゃなぁ。

最後に大物をゲット。写真が撮ってない(T_T) 鈴木岳人さんの椅子。椅子好きには、とてもスルーできない。写真は後日UPね。

 

展示会2つ

今日は芸術館に、水戸岡鋭治さんの鉄道デザイン展を見に行った。ノリ鉄では無いけれど、こんな電車が走っていたら、ただ乗るだけに行きたい、って思える細部までとても美しい電車たち。会場内にプチ線路もあって、子どもでもいたら一緒に乗るんだけどなぁ・・・説明係のお姉さんに勧められて、一人寂しく乗って来ました(*^^)v

スタンプラリーもやっていて、全部押したらポストカードをいただいちゃいました。スタンプ最後の1個を見落としてうろうろしてたら、おなじ境遇の若い男性がいて、お互いスタンプを見せ合い、見落としスタンプを教えあって完成!なかなかこういう雰囲気っていいじゃない(*^_^*)

でもでも、一番印象に残ったのは、となりの小さな部屋に展示されていたMENDING MITO の展示。昨日の茨城新聞に記事が載っていて、友人からおすすめイベントってメールが来て気がついたもの。

水戸の南町から大工町あたりの商店などの「ほころび」を直してそのビフォーアフターが展示されていた。なんだろう、このほのぼの感覚。直されたほころびと一緒に店主や関係者が写真に納められていて、その表情からも不思議な暖かさが伝わってくる。思わずにんまりしてしまう「ほころび」の数々。

展示会場の入り口には、直されたほころびの場所が示されたマップがおいてあり、それを巡って確認する人もいるんだとか。

太田でやったら面白そう、って思って一番先に思い浮かんだのは東二町の文房具屋さんのひさしテント・・・う~む(*^_^*)

子育て応援都市トークカフェ

地元H市は、「子育て応援都市」なるキャッチフレーズを掲げ少子化対策に懸命の事業展開中。新婚家庭への家賃助成や婚活事業をする団体への助成(どうなの、これ・・・苦笑)など。

「少子化対策」として大きな予算をつぎ込むこと自体は、どうなのと思うが(だって、少子化少子化騒いでるのは日本だけで、世界は人口爆発)そのレベルの意見なんてまったく言ってもどうにもならない、私は一般ピープル(--〆)

子育て支援が実際にあまり即してないという感想は、周りから聞こえてはくる。実際に市町村が行う事業レベルで、「当事者目線」の事業実施へ、自分たちができることとして、行政の職員さんと子育て中のママたちがフラットに話し合える場を企画した。市の担当課も全面協力をいただき、企画課以外にも福祉事務所、広報でもおおきく取り上げていただけるように、情報政策課などが参加、ママ達は近隣市町村在住のかたも含め10数名、全体で25名ほどの集まりになった。

担当課の職員さんとママ達が、顔見知りになることも大切なので、職員・ママそれぞれあだ名で呼び合い、お茶やケーキも用意して、当日の進行は本当に和気藹々の意見交換となったのだった。自分は既に子育て世代ではないから、現実にどんな問題があるのかをリアルには感じ取れない。今を生きているママ達の言葉は、なるほどと頷けるものばかりで、しかも話の仕方も冷静、言葉も丁寧に選んで話しているのがよく分かった。今のママ達ってやるじゃんというのが、率直な私の感想。その後、ママ達からはこんな感想が帰って来た。

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みんなに会いたいだけで参加しましたが、正直あーゆう話し合い大好きです

何か発信しなければ、何も変わらないものね、(中略)こういう人との繋がりが、私を太田に止まらせている原動力になっているのです。

定住したからには《素敵な街》であってほしいもの〓ますます良くなってほしいです〓市も力を入れてくれてる今、よりよくしていくいい時期ですよね、第1回で終わらしてしまうのはもったない!

太田で楽しく子育てしていくために~を考える仲間《おしゃべりくらぶ》的なものをつくって、市と連携して、ホームページにコミュニティを作ったりもいいですよね。もともと活動しているものを見直したらきっともっと良くなるのもありそう。

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市担当課がメディア投げ込みをしてくださってたので、Y新聞、I新聞の記者さんも取材にみえ、両紙とも最後まで参加してくれていた。翌日、両紙に記事が載ったのだけど、その記事の書き方に記者さんや新聞社の姿勢・ものの見方が如実に表れていてとても興味深かった。

あの会場の雰囲気や話し合いの様子から「不満」という「語句」をどうして持ってこれるのか?マスメディアといえる全国紙の記事を書くスタンスは「対立」「権力批判」という構造からでしか、記事が書けないのか?それこそ「思考停止」だろうが(--〆)

 

こちらは地方紙。地方紙の担うべき役割や可能性を感じさせる記事内容。この記者さんが当市に赴任して3年目、当市が新聞で目を引く機会が多くなったのは、全面的にこの記者さんの記事の丁寧さに寄るところが大きい。

自分が関わったことから、メディアの姿勢がとてもよく分かったという、別の意味でもとてもよい勉強をさせてもらったトークカフェ。図らずもメディアの比較ができたけど、他の事も押してしるべし、なんだろうな。情報を多面的に拾う大切さも、教えていただきました(T_T)

大友克洋原画展~活版フェスタ


5月4日、九ポ堂さんに教えていただいた活版フェスタのワークショップを申し込んであり、上京のついでに、前回買えなかった大友克洋のグッズを買い足し(*^_^*)学校だった建物の利用法としてはとてもいい。エントランスがひろびろとして、開放感があるのは学校ならでは。

お目当ては缶バッチセット。麻布にバッチをつけて額に入れて飾ろうかと思う。懐かしいシーンがカラーでバッチになってる。一つ一つのバッチが「あのシーンだ」と思い出せるほど没頭して読んだ漫画家さんでした。「でした」って過去形ではなく、連載が始まるとか・・・。どうなんだろう、若干の不安込みの期待感あり。

場所は移動して活版フェスタ。こじんまりとしたビルの4階が会場。エレベーターを降りるとすぐに会場がみえ、部屋はおおきくはないものの、熱気がじんわり伝わってくる。

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一番先に目に飛び込んできたのは、この活版印刷機!アンティークのオルゴールかと思うような出で立ち!機械って美しかったのねぇ、昔から。

会場には活版を業となす企業がブースを並べて作品を販売している。中にはこんなスタンプを売っているところも(*^_^*)黄門様が初代から最後の里見浩太朗さんまであったようだけど、残ってたのはこの方の代。常陸太田ですから、速攻で買いました。つくっているのはなんと土浦の出身。それにしてもそっくりな消しゴムはんこ。消しゴムはんこで名をなしたナンシー関みたいに上手です。写真を送ると、消しゴムはんこを作ってくれるとか。

似顔絵はんこ作家 Fumiwo 史緒
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はんこ作家さんがもう一人、 羅久井ハナさん

目を引いたのは、この原稿用紙。PORTさん
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7字20行の原稿用紙を作った、メモ用紙としてサイズをいい感じでつくったら、この字数×行になって、たまたまツイッターの140字と同じだった、とか。糸井重里が使ってると言うことで、確かにセンスいい。

下の写真は、上の白地の部分に絵を描いてもいいし、という説明だったけど、自分は喜久屋さんのような筆文字が書けるかたが商品のPOPに使うと面白いのではないかと思った。お土産に購入(*^_^*)

一番欲しかったはこちらの活字ホルダー。但し値段が数万円で断念(T_T)。作ってるのは築地活字さん。
スタンプとしても使え、勿論紙への印字、持ち手を交換すれば、レザーへの刻印やハンドプレスの活版印刷もできるとか。垂涎ですが・・・。
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時間となりまして、申し込んであったワークショップは「ハンド・モールドで活字をつくろう!」鉛を溶かしたものを活字を組んだ鋳型に流し込んでmy活字をつくり、それでカードを印刷してもらうというもの。

見た目には簡単そうに見える鉛の流し込み、あっというまに冷えるので一気に流し込まないとこんな風になっちゃう(笑)
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「天下太平」の4本と、大きめで「活」という活字を作って来ました。何に使おうかな(*^_^*)
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会場ではいろんな活版印刷グッズも売っていて、こんな木箱も売ってました。ボタンケースを探してるお友達にあげようかな・・・。
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会場に来てる人はおおきく二分されてる。30代くらいのセンスいい若者、そして活版印刷の時代をリアルに体験してきた年配層。東京には活版印刷の会社がまだ多く残っていて、その雰囲気を若者が好んで、静かなブームになっているという、レトロ・懐古など他にもよくあるパターン。上手に代替わりでき、生業として成り立ち、仕事・文化として残ると嬉しいなぁ。

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