現代物とはさようなら


ソロモンの偽証 第II部 決意ソロモンの偽証 第II部 決意
著者:宮部 みゆき
販売元:新潮社
(2012-09-20)
販売元:Amazon.co.jp
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宮部みゆき、好きだったのね。それは昔々、「龍は眠る」だったかなぁ、最初に読んだの。最初は当然文庫本の片っ端からやっつけ読み。文庫の山踏破してからは、新作が出るのを、待って買い。それが、忘れもしない「模倣犯」から、買うのを迷うようになった。

「模倣犯」売れたみたいですよね、映画化もされたし(T_T) あの原作を映画化しようなんて、いったい誰が思うんだと、その話を聞いたときに思ったもんなぁ。読後感最悪だったから・・・。模倣犯の前作「理由」もすごいとは思ったけど、読んで気持ちが沈むってどうよ、って思う話だったし。読んだことある人ならわかるとおもうけど、宮部みゆきの描く人物像ってリアルなんだよね。リアルな人物像で、今の社会の救いのなさを描かれちゃうと、本って読んで苦しくなるものなの?って素朴に思っちゃいます。

何もハッピーエンドだけがいいと言ってるのではないんだよね。でも、ミステリーとか推理ものだったら、犯人が捕まって良かったね、とか思いたいじゃん。世の中、そんなに簡単にいかないよってのは、毎日ニュース見てれば分かるんだから、せめて本の中だけは、何とかしてよ、って思っちゃう読者って事ですね、私は。

模倣犯でもう二度と宮部みゆきの現代物は読まないぞ、っと思ったんだけど、意志薄弱だから、新刊出たばかりには買わないものの、しばらくして読み物が手元になくなったりするとツイ、読んじゃう。で、そこそこいい感じの作品が続いたので、よーーーし、今度はと思って買ったのが「ソロモンの偽証」700ページ余の3部作。8月から毎月1冊ずつでるという予告だけど、一気読みしたいから10月の第3部が届いてから、即読みました。へこんでます←今ここ。

時代物はもれなく良いんです。でも、現代物は、どうしてなんだろう。

たぶん、このソロモンの偽証(これに限らず、最近の現代物は)は推理とかミステリーとかの枠の本ではないんだよ、きっと。訴えたいのは、描かれているような事件に巻き込まれたとき、こういう解決方法があったら、できたら、そんな世の中だったら、いいね、っていう希望なんだと思う。でも、それが、まったく希望に思えない。魂が救われない気がする。こういう世の中だけど、がんばって生きていこうって読み取りかたもできない。はぁ(T_T)

アマゾンとかでは結構評価がいいけど、私はもう宮部の新作・現代物には手を出しません。

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