2002年ごろ書いていた映画の感想
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スイミング・プール
/ 主演 ジャーロット・ランプリング2004年
ヨーロッパ映画賞最優秀主演女優賞 (予告編はこちら)
ラストシーン、サラがジュリーにさようならと手を振る場面がすべてを物語ってる。ジュリーはサラが隠し押さえつけていた自己の片割れ、そのジュリーを受け入れそしてさようならをすることでサラは、本当の自分を開き、生き生きと思うままに生きて行けることになった。
サラ・モートンの「こころの旅」の過程がゆっくりと描いてあり、その時々にサラがより美しく変化していく様子をシャーロット・ランプリングの美しさと重ねて見てしまう。あんなに柔らかく、自分自身にさようならと手をふれる、そのシーンを自分自身にも重ねたいと思ってみていた。