思い出のまんしゅうや、イメージはこんな感じ。グーグルマップを検索すると今も100均ショップとか
まんしゅうやがヒットする。ストリートビューで見ると、そのふるさが絶対昔のまま!
入り口がサッシに変わっただけと思える佇まいで現存してた!
このまんしゅうやの絵の左側は小道で小さな商店が連なっている。子供の頃はあまり通らなかった・・・。
自宅へはイラストからみると右に進む道を行くので、単に行き先がその道沿いにはなかった
ということかもしれない。でも印象的な通りで(車は北から南への一方通行だった、いまもかな?)
なぜか今でも時々この通りの夢を見る。
白いのれんがかかっていた小さな食堂は、現在チェーンの居酒屋になってる。
その先に花屋さん、鈴廣だったかな…検索、ピンポン!
花屋さんというか、仏具と仏花のお店。今の花屋のような明るい華やかさはなくて
花も菊とか榊とか地味~なものしかなかった。反対側あたりにバッグのお店があったし
だいぶあとだけどかどやの反対側あたりにラーメン屋さんがオープンして
何度か行ったなぁ。今は何になってるんだろう。
やっとたどり着きました、「かどや」
まんしゅうやさんのほうが年配だったので先に店じまいしてしまって
それからはアイスキャンデーはかどやの独占!
ここは、道路に面してフルオープンの店構え。向かって右が袋菓子やタバコの販売
左側にずらっとアイスキャンデーを保管する冷凍庫がありました。
今もアンティークを扱う店で見かける、木製の冷蔵庫とか、ありますよね
あれを横に寝せたような冷凍庫の大きいのがでーんと店頭にありました。
扉をうえに観音開きにあけると、色とりどりのアイスキャンデーが並んでる。
この冷凍庫の中に鎮座するアイスキャンデーを見るのは、まんしゅうやでは
できなかった楽しみでした。
かどやは多分ご夫婦と思われる年配のおじいちゃん、おばあちゃんの他に
その親御さんらしいおばあちゃんと若いおばちゃんの4人で回していたらしい。
一番年配のおばあちゃんはあまり会話した記憶がなく、もっぱらタバコ売り場に
いらしたような。
メーンはご夫婦らしいおじいちゃんおばあちゃん。
冷凍庫の奥にはアイスキャンデー製造の作業場。
いつ行ってもタンタンタンタンとVベルトが回ってる軽い音がしていました。
まんしゅうやのも、かどやのもアイスキャンデーの形は試験管型
真鍮製の試験管を8個位くっつけた容器に
凍らせる前のアイスキャンデーの素を、これも真鍮のジョウゴで注ぎ入れるのは
おばあちゃんの仕事でした。
もなかアイスとソフトクリームはおじいちゃんの担当です。
テイクアウト(そんな!笑。違和感ある表現)がメーンですけど
中で食べることもできたんです。
ジュースの冷蔵庫などの奥にテーブルと椅子があって、
そこでアイスやソフトクリームを食べていくこともできました。
アイスは小さな皿にスプーンを添えて、ディッシャーでころんとまあるくでてきます。
ソフトクリームは、ソフトクリームスタンドに乗って!
これが高級感あったんですよねぇ。
アイスをなめなめしながら、部屋の中をながめてるのがいつもでした。
薄暗い土間にあるテーブル、周りにはお菓子の入ったダンボールとかが山積みになっていて
天井から長押の間には、カレンダーがズラッと貼ってありました。
昔の「映画女優」のカレンダー、ね。吉永小百合とか大御所風の女優さんが
綺麗な和服をきて花を持ってにこって笑ってる大判のカレンダー。
東宝だか東映だか、映画全盛期によく配っていたであろう懐かしの
映画女優のカレンダーが所狭しと貼ってありました。
(続く)