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11月9日 国文祭

山口の視察直前に企画委員会があり、部門別の進行状況を報告しあう。美術部門、オープニングフェスティバル、広報ボランティアのそれぞれの部門はそれなりに着々と形になってきているらしい。

前回の広域交流部門の会議のときに、北川氏が見えた。各市町村での企画案の進み具合の報告を聞いた後、「国文祭を消化ゲームにしない」旨の意見をおっしゃた。妻有であの芸術と地域振興のすばらしい出会い方を見てきたので、おっしゃっていることが本当にその通りだと思える。しかし、会議会場はし~んと静まり返ってしまった。雷にでも打たれたような静けさだった。

その会議を受けての今日の企画委員会、広域交流部門の委員さんから「道はほど遠し」だと意見がでる。せっかく広域でと県が提案しても、市町村の実行委員会で「それぞれ分かれてやりましょう」みたいなことに落ち着いていたりして、心配していた用に落ち着いてしまいそうな雰囲気を北川氏が一喝って感じだったから。

県ももっと積極的に案を出して、市町村の実行委員会に乗り込んでいくように、とか、北川氏や蓮見先生などアドヴァイスのできる委員を市町村実行委員会に呼んでもらうように働きかけるとかてこ入れ案がはなされていた。

その県の提案が提示されたのが今日の会議。新潟に視察に行った市町村はそれなりに覚悟ができた案を持ってきているし、県北なら日立市などは山口の視察も行っていてなかなか面白そうに仕立てあがってきていた。

でも、一方では「県がくれる予算はどのくらいかがわからないと企画の立てようがない」とか質問がでたりして、気持ちの乗りの温度差が大きく出てしまった会議だった。

去年蓮見先生や常陽アークの赤津さんたちと話していた「隠居」をテーマに常陸太田でのイベント企画案が県から出されていて、てっきり蓮見先生が案を出されたのかと思っていたら、そうではなく担当の県職員ががんばって考えて出したらしい。

赤瀬川の「老人力」のような話とか団塊の世代代表で小田和正のコンサートとか楽しげな話をしていたのが、赤津さんの突然の転勤でそれっきりになっていたのだった。蓮見先生が「予算もらえるかも」っておっしゃっていた。グリーンふるさと進行機構の担当者が乗ってくれたらいいんだけど、心配。

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