カトラリーの宇宙―辰沢コレクション
栃木県黒磯のCAFE SHOZO視察で見つけたこの本。打ち出し風のスプーンの写真、只者ではないぞ、しかも出版社はラトルズだ。
しかぁし、ビニールで閉じてあって中身を見ることができない。ということは、ますます怪しいと購入。帰りのバスの中で開いてみると、やっぱり!「編集協力 坂田和實」怪しいはずだよね。「ひとりよがりのものさし」の作者。
昔々、千利休の功績って茶道の確立ってことになってるけど、「みたて」の楽しさを初めて発見してくれた人なんだろうなぁ。その新しく美を見つける目は白洲正子とか日本民藝館創設した柳宗悦などへ、自分のここち良いと感じるものとして新しい「美」を「見立て」て来た人たちに続いている。で、その現代の最先端にいるのが坂田和實さんなんだろう。SHOZOカフェとちゃんとつながるなぁ。
それにしても、この頃気になるギャラリーはみんな「ど」のつく田舎にある。坂田さんのギャラリーだって目白はいいけど、as it isは千葉の真ん中だもんなぁ、ちょっとやそっとでは行きにくいところなんだけど、それでもいいものがあれば人は訪れるってことなんだろうなぁ、あたりまえだけど。
三重にもいくつも気になるギャラリーがある。織の教室の先輩でセンス抜群のFさんのご実家のそばだそうで、「あんなど田舎にどうしてこんなセンスのいいギャラリーがあるのか不思議」、私も不思議。しかも2軒だもんなぁ。「而今禾」と「やまほん」。ご主人が定年になったらそのご実家のほうへ越すというFさん。遊びに行かせていただいてギャラリー巡りしようかな。何か特別な用事でもなければ、ふらっと行く場所じゃないもんなぁ。そうだ、もう一軒のマンマミーヤも一緒に3軒見れるかも!?って、なに勝手に計画してるんだかなぁ。でも、行ってみたいなぁ。