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三題噺~キュウリとアートとフォンズ

まずは前段。

常陸太田市生涯学習センター発行のフォンズという情報誌の手伝いをしてかれこれ20年余。回覧板で市報等と一緒に配布されてくるだけだったが、WEBを整備できることになり、バックナンバーがすべてネット上で見られるようになった。

生涯学習センター発行 フォンズ 

WEBでは画像データとしてアップされていて、そのままでは検索に引っかからないため、現在はページを鋭意テキスト化の真っ最中。

8ページ×88号発行済みなので、総ページ数704ページ!いや、途方もないデータアップしないとなぁ…。パソコンの時代だったので、作った原稿は残っているのもだいぶあり、ストック分をやっと全部WEB担当の方にお渡しした(今ここ)。

原稿は、校正されて紙面になるので、その校正をネット上のBNを見ながら修正して上書きして、というなかなか面倒な作業ではある。が、長年楽しんで作ってきたフォンズなので思い入れもあり、作業自体はさほど苦にはならない。

校正しつつなので、必然的に文章をそのまま読む、でキュウリ!

里美にいらっしゃる「木の里農園」の布施美木さんに、「百姓母ちゃんの農天気」というコラムを連載していただいていた。こちらのBNの7ページ目にキュウリについて書いてくださっている。↓

46号 農天気⑭「ありがとう!キュウリ君」

「夏といえばキュウリ。これがもううんざりするくらい採れるので(中略)キュウリやトマト・ナスといった果菜類は、根・茎・葉を伸ばす栄養生長と実をつける生殖成長を同時にする植物だそうだ。人間でいえば、体がどんど大きくなりながら、子どももどんどん産んでしまう!?」

そうそう!キュウリが食べきれない程もらえるのだ(田舎暮らしあるある)。うっかりすると10本なんてすぐに冷蔵庫にたまってします。ぬか漬けなんかでは食べきれない…お上品に千切りにしてそうめんのトッピングに、なんて言ってたら1本しか消化しきれないの(苦笑)

話変わってある年の夏、越後妻有のトリエンナーレに友人と1泊2日で鑑賞旅行に出かけた。アート作品については横において、その時のお土産のベストが「キュウリのクローブ漬け」。名前は私が勝手につけたもの。名のない田舎の漬け物に敬意を表してなづけました、クローブ漬け。

クローブ座についてはこちら
地域アートについては、いろいろ?なものもあるけど、越後妻有トリエンナーレはさすがに先頭を切っているだけあって、コンセプト・作品・地域との連携など素晴らしいものが多い。そのクローブ座を見学に行って、地域の歴史寸劇をおばちゃんたちの地域の料理とともに見て食べた。その中にあったのがきゅりの漬け物。キュウリのキューちゃんとはまた違った味でピリ辛で美味しかった。

おばちゃんのひとりに、どうやって作るかを聞いたら、田舎料理あるあるダイナミックな漬け物だった。

***キュウリのクローブ漬けレシピ*****

キュウリ 2㎏(約20本!取り忘れてぶっとくなったのでもOK)

青じそ  好きなだけ(多いほど美味しい)積み上げて高さ8センチくらい
唐辛子  お好み
しょうゆ 3カップ

みりん  1カップ

酢    1カップ

砂糖   100g~400g(お好み)

・キュウリは大きめの乱切り、シソは5㎜くらいに細く切って大きな鍋に入れて混ぜておく。
・他の材料を別の鍋に入れてぐらぐらに沸騰させて、キュウリの上からざっとかける。
・冷めるまでそのまま置く。
・冷めたら、キュウリとシソを取り出し、漬け汁を再度沸騰させて、キュウリの上からかけて、冷めるまで置いておく。
・この作業をもう一回繰り返すと出来上がり。1週間くらいは冷蔵庫で保存できる。
・夕ご飯のあと、作り始め、翌朝もう一回、その夕方もう一回とやると手順がいい。
*******

シソの量が半端じゃないよ。

私「シソの量はどれくらい使うんですか?」

おばちゃん「これくらい」といって手の親指と人差し指で高さ(!)を示してくれた。グラムとか枚数じゃない、高さ!

農家の庭には必ず、赤しそと青シソが植えてある(っていうかいつの間にか生えてくるんだろうけど)、スーパーで10枚きれいにパック詰めになった温室育ちのシソじゃない、陽にかんかんにあたって、虫食いにも負けず育ったごわごわのしそっぱが目に浮かびました。

トリエンナーレ鑑賞旅行から帰宅してしばし、「こいこい、キュウリ」と思っているとおばあちゃんちからでっかいキュウリや曲がったキュウリなど来ましたねぇ。早速つくりました。

 

アートの思い出がこんなのって、昨日聞いたばっかりの「限界藝術」か?

キュウリとアートとフォンズの三題噺でした。

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