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むかしむかし~本の感想⑤

2002年から2004年ごろに書いていた本の感想

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サバの秋の夜長 / 大島弓子 \543  白泉社 
サバの夏がきた / 大島弓子 \543  白泉社 
大島弓子の「綿の国星」はいったい何回読み返したかなぁ。反芻しすぎて本がいたんだりして・・・。それ以上にこの2冊は繰り返し繰り返し読みました、はい。寝床に連れて行く本ベスト3のうちの2冊です。とくに2001年の冬から約1年ちょっとはこの2冊は私の平安のためには欠かせない本でした。

猫って好き嫌いというか好かれ嫌われの極端な動物なんじゃないかと思うけど、猫が別に好きじゃなくても、そんなこたぁ全然関係なく、あたたかぁ~い気持ちになるお話がいっぱい詰まってる。文字通り擬人化されて、人間のように描かれた猫と漫画家の1人と1猫の生活が描かれているんだけど、そんな風には読めなくて、人と人の関係のように、っていうかとても親密な人どうしの暮らしかたが描かれてるように思えちゃう。こんな風に人との関係がとれたらいいんじゃないかって、羨ましくさえなるんだなぁ。だから、あのころあんなにこの本ばっかり読んでいたんだろうか?(ってぇ自己分析始めてどうする、本の感想、紹介だろうが今しなくちゃぁいけないのは・・・)。

本ってなんで読むのかねぇ、知識・教養を身につける?どっちかっていうと、私の場合は娯楽というか現実逃避っていうか、心地よいひとときを得るためって言った方が近いかな。ミステリーやファンタジーだったら、わくわくドキドキなひとときだし、ノンフィクションとかだったら、知的興奮・・・な、ひととき。

この2冊は、春のと~っても暖かい日、桜の木の下を散歩してたら、風が緩やかに吹いてきて、花びらが自分にふりかかってくる・・・ってひとときに似てるかな。

3月24日に飼い猫に死なれてしまって、追悼の意味もこめて、UP。

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