話がどんどんずれるけど…ご容赦ね。
映画女優のカレンダーは当時貴重品だったと思う。
なかなか手に入らない、きっと買わなくちゃならないタイプの豪華なカレンダー。
それがいつも毎年はってあったのは、そうだ、バス停!
かどやは一方通行の細い道に面して建っていますが、
かどやたるゆえん、店に向かって右は旧国道と地元の人が呼ぶ
旧国道6号線に面していました。千石町というバス停が
かどやの横壁面にあって、そこには近くにあった映画館の看板がかかっていたんですね。
多賀会館!知ってる方も多いと思うんですが。私の初映画はここでゴジラ対モスラ。
おもいっきりかどやから離れます!
多賀会館は、2階建ての映画館で、2階は桟敷席でした。
映画の合間には普通に「おせんにきゃらめる」ってばんじゅうを下げた人が売りにきてた。
昔の映画館は、建物の外に映画の音声をスピーカーで流していました。
なので、外にいると映像は見れないけど、怪獣映画のドキドキするような
音楽なんか聴き放題(笑)弟は、その音だけ聞きに行ってて
親に怒られていた…すまぬ弟よ、昔のことを述べてしまった(苦笑)
多賀会館の一番古い記憶は、ゴジラの銅像(?)が建ってたこと。
映画をやってたんだと思うけど、ミニチュアのゴジラが映画館の前にしばらく建ってた。
子供心に、なんで?と思ったんだろうな。
モスラやキングギドラやラドンや、いろいろこの映画館で楽しみました。
最後はポルノ専門館になってしまってなくなっちゃった。
で、その映画館の看板がかどやの脇のバス停にあって、壁を貸してたんだな。
だから、あんな高級カレンダーを毎年あそこでは貼ってたんだ、と当時の記憶が
余計な方に飛びました。
道が交差するところで、タバコの販売。そこには年配のおばあちゃんがいつも座っていた。
昔のタバコ屋さんのつくりに共通しているタイル張りのカウンター、
あれ、今回のリノベーションで保存されてるんだろうねぇ。
まさかの取り外しなんかしてないだろうね、心配になってきた。
あのタイル張りのカウンター、移設できるものなら欲しいもの(何に使うんだ!)
常陸太田のカフェの近くにも文房具&タバコ販売のお店があって
そこにもそのタイル張りカウンターがある。
あれ、壊さないでほしいなぁ。
今回はまったくアイスキャンデーにはふれないで終わってしまった、
でもこれもかどやの一面よね。(まだ続く、みたい)