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う~んな日々(^_^;)

とある団体がうちのカフェを視察に来たいと言っている、と伝えてくれたのは市の企画課担当者さん。とある県の事業をとある団体に実施委託して(とあるばっかり)、その実施団体からのお話だという。

とある団体→県担当課→市企画課→うちのカフェ、という段取りを経て依頼がきて、その依頼いかがでしょうか、と企画課の職員さんが来店した、という流れですね。おおもとの事業実施にあたって、事前準備研修のある事業で、事前研修先にうちが選ばれたということ。

そのとある事業は、自分自身も15年ほど前にお世話になったことがあり、自分が参加したときの同期のメンバーが、今年行われる事業の長をやっているという。年月はたったのねぇ、自分が参加した時の団長さんっって言ったら、気配りの人・頭の回転がものすごく早い人って、印象。雲の上の役目をする人という感想を持ったものだったが、その御役目を同期の方がするなんて!すごいなぁ、と企画課の人の話を聞いていて思いましたよ。

でも、ここから話が一気に展開します。
企画課「お昼をこちらで(うちのカフェ)でいただきながら、カフェで取り組んでいる子育て支援などのお話をしていただく。その後、常陸太田市の子育て支援策を説明させていただく、ということなんですが」
私「はいはい、お安い御用で」
企画課「それが…お昼の予算が少なくて、500円しかないそうなんです」
私「…は、なるほど…では、その予算内でご用意できるもので」
企画課「足、ださないでお願いしますねm(__)m」
と、文字通り企画課さん平身低頭。今時、お昼に500円という視察なんて、あるんですねぇ。

参加者は、25名ほど。うちのテーブル席は17。テーブルの配置を変えて、折りたたみ椅子等を用意し、少しきつ目だが25名座っていただくのはなんとかなるでしょう。ただ、お一人お一人銘々にお皿を用意してお昼を提供するようなゆとりはないかもしれない、とスタッフと相談し、大皿にサンドイッチを数種類盛り合わせ、飲み物をつけて、500円。足はでないが、限りなく原価に近いけど、ま、同期が団長をするというお祝いもあるし、とそういう内容で受けることにした。うちの夏季休業後半の視察日程だったので、仕込み等早めに手配しないと間に合わないと、早速仕込み用食材を手配。

企画課さんが役所に戻り、最初の反対コース「うち→企画課→県担当課→実施団体」と視察承りますよとお返事が届いたはずの、その何日か後。

携帯に着信あり。運転中ででられなかった着信は知らない携帯番号。でも、留守電が入っていて、その同期のメンバーからの電話だった。折り返し電話すると…

同期「(途中まで挨拶系を略)お昼の件ですが、その日は視察の一行は朝早くから各地をめぐっており、お返事のあったサンドイッチのような軽食では、物足りないのではないかと思いますの…。」

私「…」

同期「以前そちらに同期会で伺った時にお蕎麦の出前を頂いたんですが、それを用意してもらうことはできませんか?」

私「…いやぁ、さすがに蕎麦ですと500円では無理ですね~。(自分の所のメニューなら無理もできますが出前で値切るわけにも行かないでしょう…)」

同期「それじゃ、ホカホ◯亭などやコンビニなどで、今なら400円弱でボリュームの有るお弁当買えますでしょ、それを用意していただくこと、できます?」

私「…(ブチ切れ寸前、でもそのせいですごく丁寧語)…そうですね、できることはできます。でもお弁当屋さんとかのは唐揚げとか脂っこいもの多いですから、知り合いのJAさんにその予算でお弁当お願いできるか聞いてみましょうか?以前700円でしたが、とっても美味しい幕の内を作って頂いたことがあるんですよ。ただ500円だとおにぎりにおかずとかになるかもしれませんが」
同期「おにぎりではちょっとねぇ…幕の内ならいいんですけど」
私「では、JAの方にできるかどうか伺ってみます。難しいというお返事でしたら、お弁当屋さんに頼むということで」
同期「じゃ、お願いします。カフェさんにはあまりねぇ、ですけど、その分、参加者の皆さんに何かお土産でもそちらで買っていただくことで…」

つまり、この時点で同期さんは、カフェ営業していると思っているんですね。営業日に視察にきて、ランチタイムに、弁当を取れ、ということで、あ、り、ま、す!

私「いえ、その日はカフェはおやすみでして(っていうか、うちは飲食がメインなので物販は気持ちしかやってないのよ、それをお土産たくさん買ってお礼にかえるって…大体、その日は休みだよって市役所経由で返事行ってるでしょ)」

同期「あ、そうなんですか。…じゃその他お願いしたいことがでたらまた携帯にご連絡しますね」

私「…(ブチブチ!)…いえ、この後自分は電話でられないので、ご連絡は最初と同じ市役所の方にお伝え下さい。そうしていただけると、こちらにも連絡がちゃんと届きますから」

視察の日は当店夏季休業中の日でありました。休みなので、一気に25名受け入れ軽食ランチもなんとかなると、判断していたのではあります。ほぼ貸切状態ですわね。このやり取りで、ちょっと怪しいと踏み、市役所の担当課に話しの顛末を報告に行った。今後は直接の連絡等あると、こんがらかるもとだと思ったので、ね。こんな電話ありましたよ、というと

企画課「県担当課から来た話とまったく違う(;_;)」

私「連絡間違いのもとなので、直接やりとりではなく、担当課を通して連絡おねがいします、と言っておいたので連絡あった時はおねがいしますね」

さてさて、。知り合いのJAさんに聞いてみました。以前700円でとっても美味しい幕の内を作っていただいていたので、難しいかもとは思いつつ500円で幕の内のようなお弁当お願い出来ますか?って聞いてて、やはり、これは無理とこちらからお断りした。たぶん、お願いしたJAの人は、なんとか応えようと無理してやってくれちゃうだろうと思える誠意の人、でもその誠意で作って頂いたお弁当が500円で出血大サービスだったとしても、そのサービスの意味も味もきっと「届かない」タイプの人かも、と思ったから。

例えば、学生さんとかの年代の人ではないんですよ。該当する事業は海外へ勉強に行こうか、というような事業でして、ある程度時間もお金もゆとりのある世代が参加する事業なんですけどね。学生さんが少ないお小遣いでなんとか、って言ってきたのなら、自腹切っても応援しちゃうんですが、今回このへんで、諦め入ってます。

はい、その後またカフェに電話ありました。今度は事業実施団体の事務局だという方から。

事務局「お弁当の件ですけど、サンドイッチからお弁当に変わったんですよね?JAさんではやってくれそうですか?」

私「もうしわけありません(なんで謝ってるんだ私?)。難しいそうなので、お弁当屋さんでということになりますね。」

事務局「わかりました。そのお弁当屋さんはメニューはどんなものがあるんですか?」

私「それは、わたくしにはわかりかねます。いわゆるチェーンの弁当屋さんとかコンビニのお弁当をご希望と伺ってますから、唐揚げ弁当とか焼肉とか色々あると思いますが」

事務局「じゃ、そこへお弁当頼んでいただけます?」

私「(頭の中、真っ白!)え?頼むことは頼みますが、あのぉ唐揚げ弁当とかでいいんですか?」

事務局「唐揚げはねぇ、嫌いな方もいるでしょうから。幕の内あります?」

私「…あるとは思いますが、それはわたくしのほうからは、なんとも申し上げられません」

事務局「そうですよね、お弁当の注文をそちらにやっていただくことではないですよね」

私「(今頃わかったのかい!)そうですね」

事務局「じゃ、そのお弁当屋さんに注文したら配達してくれるんですね?」

私「(!!!!!)え?配達してくれるかどうかは、私にはお答えできかねます」

事務局「そうですか、そのお弁当やさんはどこにあるんでしょ?」

私「(誰か助けてくれ…)…んん、と。多分市内金井町というところに1軒あったと思いますが…」

事務局「かないちょう?はい、分かりました。それでは、◯日に30名くらいで伺うと思いますので」

私「え?30名ですか?あの、最初市役所からお話頂いた時には25名と伺っております。うちの席数は17でして、なんとかテーブル・イスの配置を変えて25名ならお座りいただくことはできるとお返事致しましたが、30名を越しますと、当店ではお食事をしていただくのは無理かと思いますが、スペース的に」

事務局「じゃ、お昼は何処か他の所で食べてくればいいのね?」

私「(え?なんで私そんな質問されるの?)はぁ…」

事務局「分かりました。で、そちらでお話をきかせていただくことになってますけど、何分お話いただけるんですか?」

私「え…当方は依頼を頂いたほうですので、そちらで時間とかご希望をおっしゃっていただければそれに対応することはできます…。」

この後も、ちょっとやり取りあったんですが(泣)とにかく「あ・ぶ・な・い」ので、念には念を入れて「今回の視察は市役所から問合せいただいたものですので、今後のご連絡は市を通してお願いします」とお伝えし電話を置きました…投げつけてやりたかったくらいです(とほほ)

そしてそして…今日。

今日は子育て応援都市トークカフェというイベントを市が開催、それに協力しているのでカフェは他のスタッフに任せて午前中そのイベントに参加しておりました私のもとへスタッフからメールが届きました。「例の事務局さんがカフェに来てる、アポなし。店内を見せてくれって」「視察の日、お茶だけ飲ませて欲しいからどんなものができるのか教えてくれと言っている」およよ!窓口と言いますか、承ったのは私なんですけど、スタッフと内容決めちゃうんですね~(苦笑)。「これから市役所に行くって言ってる、アポ無しで」

あわわわわ。その事務局さんが赴くという市役所担当者、今私の隣にいて、このイベント主催してるんですけどぉ(怒)担当者にメールを見せて早く市役所に帰るといいよ、と。ぶっ飛んで帰って行きました。

お昼でイベント終わって、カフェに戻り、顛末をスタッフに聞くと…。市役所に行く前に、同じ事業に参加していたTさん宅を訪問するって言っていたと、そのお宅は!昨日お母さんを亡くして告別式をしていたお家ですけど!アポ無しで、告別式翌日のお宅に…。どんなだったか、想像もつきません。

その後、くだんの市役所担当者に挨拶に行ったところ、「まだ、来ませんけど…。」どこかでランチでも楽しんでいたのでしょうか、はたまた告別式翌日の家(店舗なので店をみただけでは、その気配は判らない)のお店で展示品でも見て盛り上がっているのでしょうか…。

視察当日が、こわい(泣)

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