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お花見絶好ポイント発見の巻

市民協働の助成金を受けている団体の様子を年度数回視察に行く。今回は水府金砂郷地区が主。二孝女顕彰会の活動は震災の寄付をきっかけに一気に広がった気がする。舞台となったのがこのお寺、青蓮寺。

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随分と急勾配の屋根、こんなアールの屋根は見たことがないと思うほど。人知れずと言っては申し訳無いが、同行した水府在住のかたでさえ、初めてきたというお寺で、こんな近くにこんな立派なお寺があったのかと驚く。本堂周りには桜の木がたくさん。これはシダレザクラ。
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他にもピンクと白の山桜があるとご住職、花見にもってこいのロケーション。本堂内で活動の説明を受けるが、話よりも、申し訳無いほど内部が素晴らしい。ふすま絵から欄間の絵、ご本尊と、どうして今まで噂も聞かなかったのかと思うほど立派なものが目に飛び込んでくる。

ご本尊も、かなり古い年代の作らしく、後年は使われなくなった手法で、目に水晶をいれ見る角度によって目が光って見える阿弥陀様。昨年の地震のさいにも倒れることなくご無事だったとか。

一枚写真を取り忘れたが、本堂の天井近くの板がわれて、カヤが見えている。なぜあんな所にカヤが?と思って不思議に眺めていたのがわかったのか、ご住職が説明してくれた。震災でご本尊他は大丈夫だったのだけど、屋根のカヤのクズが本堂内にすさまじく散ってきたのだそうだ。最初にみたあの屋根!あの屋根の中は全部茅葺きだという。

毎年4分の1ずつカヤを張り替えたものだったという、あの屋根。カヤの重量と言ったらどれほどだろうか。そのカヤが屋根裏に沈んできて板を割き、はみ出てきているのだということだった。修理など手を加えようがない、カヤが見えている板を取ってしまって、もしその上のカヤがずれて来たら止めどが無いと思われると。

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なんて見事な、そしてモダンな図柄。
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刺繍図案に使いたいほどうっとりする蓮の絵、奧の掛け軸の書も見事。

今回の視察先、他は浅川をきれいにする会と山入城跡を整備している国安げんき会、どちらも付近に桜の木がたくさんあって、それぞれにロケーションがいい。整備され明るくなった山や川で、今年は美しい桜を心置きなく眺める時間が持てたらいいなぁ。

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