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cafe看板

カフェの表に黒板型の看板を下げて、お知らせなどに使っていたのを、商店会が旧暦に合わせたイベントをすると決めた頃から、「月」にまつわる雑学程度のことを書き綴ってきた。「読んでいる人なんかいるのかなぁ」ってなスタンスでやってきたけど、このところ続けて反応があって驚いている。

最初は↓
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どっちが長かった?
私事ですが、スタッフSの母は大正15年生まれ、
子供は平成元年生まれです。
年号は年の途中で切り替わるためとても短いこともあります。
さて、大正15年の次、昭和元年と
平成元年の前、昭和64年ではどちらの方が長かったか解りますか?
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これを見た人が店先を掃除中のYちゃんに「違うんじゃない?」と。「大正天皇の崩御は12/25、よ~く覚えている。だから昭和元年は12/26から」というご指摘。そこで調べ直してみたところ…。

とても微妙な話なのですが、明治天皇が亡くなったのは1912年7月30日、大正の元号は同日施行されているので、この日は明治45年7月30日であると同時に大正元年7月30日でもある。続いて、大正天皇が亡くなったのは1926年12月25日で、昭和の元号は同日施行されているので、この日は大正15年12月25日であると同時に昭和元年12月25日でもあります。

そうなんです!明治~大正~昭和と年号が変わる年は、変わる日にちが重なって存在していると言うことなんですね。 昭和天皇が亡くなったのは1989年1月7日ですが、平成の元号はこのような混乱を避けるために翌日施行されましたので、1月7日は昭和64年1月7日で、1月8日は平成元年1月8日なのです。

で、問題の答えは

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大正15年=1/1~12/24
昭和元年=12/25~12/31

昭和64年=1/1~1/7
平成元年=1/8~12/31
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昭和元年は7日間、昭和64年も7日間で同じでした、というもの。黒板にはかききれないので、質問以降をプリントアウトして黒板の横にぶら下げ、「ご自由にどうぞ」と30枚ぶら下げておいた。それが半分ほど無くなっていたんですわ…。

で、その次が↓
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「西向く侍」ってなんのこと?

暦で31日まである「大の月」と30日までの「小の月」が何月か

覚えやすいように語呂合わせしたものです。

「にしむくさむらい小の月」と覚えました。

「侍」→「武士」→「士」→「十」と「一」

「士」という漢字を「十」と「一」の組合せとして

11月のことをしゃれて言ったのでしょう。

先日40歳代や30歳代の方に「知ってる?」と聞いたら

「知らない」そうです

今はどこででもカレンダーが見られるので覚えなくても

いいのかしら?

さて、その「西向く侍」の始まりは?続く
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先日また店先を掃除してたら犬の散歩中の、たぶんご近所さん(!?)が「続きはいつですか?」って看板を指さしていった。う~ん、見てるのね…。

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