市観光課・鯨ヶ丘商店会主催で、越後妻有大地の芸術祭、本当に視察にいけました。感激
日帰りという強行軍で見られる作品も限られますが、あの空気というか作品を含めた自然・人を多くの人と一緒に感じてこられることは、きっといつか何かにつながると思えた。
トップの写真は前回もお土産に買って帰ったワンカップ。アート作品ばかりでなくグッツから何から何まで表現されている物にぶれがない、その象徴のような意味合いをこのワンカップのデザインに感じたんだった。
グッツはグレードアップしていてこれは鯨ヶ丘倶楽部の面々も全員が写真を撮っていた米、袋がすごい、さらに値段もすごい。
お、おっと!レジわきになにげにあるのは北川フラムさんご本人の似顔絵はがきではないか!そっくり!あの羽のついた帽子、赤い靴下…、そうだよねぇ、思い出しました。
で、作品、最初に見に行ったのが田島誠三の「絵本と木の実の美術館」越後妻有の他のアート作品にも共通の「地域の人と共に作る芸術」がここでも実践されていた。
廃校になった小学校にいくと、早速目にとぼこんできたのがこれ、バッタリバッタという鹿威しのような物。たまった水で鹿威しが動く動力をワイヤーで校舎内に引き込み作品を動かしているのだという。
これは絵ではない。下の写真がアップしたもの。小さな木の実が貼ってある…。何千、何万…?
なんとラッキーなことに、田島誠三ご本人が作品をつくりにその場に来ていた。お話も直接伺えることになり、思わずパチリ!
教室を改装したカフェまで併設されていてそれが何ともおしゃれだと思っていたら…。田島誠三の二人の息子さんは木工作家とレストランのシェフなのだそうで、その二人ともカフェに関わっているのだそうだ。
見る物すべて「うまい」、参考にさせていただくしかない発想の無い一般ピープルはうなるしかありませんでした。
次は農舞台。エントランスにある作品は地域の店舗の屋号が書いた木の柵ずらっと並んでいて、地域丸ごとお出迎えの精神を表した作品だという。そこを歩いていくとセンサーが働き、地元の方言で歓迎のメッセージが流れる仕組みになっている。自分の店同じ屋号を見つけて大喜びの商店会長Wさん。
つい先日まで鯨ヶ丘商店会でも行っていた古い民具の展示、アートはこうなるっていうのを見せつけられました。持ち手の木の部分には地域の作物の種が埋め込んであり、過去を表す古民具と未来を表す種とが一緒になって永遠性を表しているのだそうです。鯨ヶ丘でも同じような意図で行ってはいたんだけど、きっちり言葉に表わされているのを聞くと、コンセプトの際だち方もこちらの方がきっちりしているなぁと、つくづく思い知らされました。
これも作品。一輪車を屋台風にしてあり、すべてのパーツが折りたため一輪車にすっぽりしまうことができるという優れもの。鯨ヶ丘倶楽部の製造担当N兄弟は、その場で「帰ったらすぐつくって」と発注されてました。
とんぼ返りの一日だったけど、みんな「見る物がみんなアートに見える」と3年前の自分と同じ感想を口にしていた。さて、これから鯨ヶ丘はどう動き出す?
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↑なぜか動画がうまくUPできない…。携帯で取ったからかなぁ。今回のいちばんお気に入り、脱皮する家の入り口に展示してあった作品。永遠に回していたくなる今回は音の出るお土産を二つ買ってきた。もう一つもそのうち動画でUPしよぉっと。