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重力ピエロ

映画「重力ピエロ」photo book
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だいたい月毎の映画タイム、今月は「重力ピエロ」を見る。以前「グーグーだって猫である」を見たとき、加瀬亮になじめなくて(他にもマイナス要因のいっぱいある映画と映画館だったけど)、これにも出てて、いやぁな感触をもちつつ見始めた。けど、これはOKだったね。こっちの映画の方が加瀬亮の良さが出てるんじゃないだろうか。

謎解きとか細部はいろいろ「ホンマカいな」と突っ込みたくなる部分の多い映画だけど、ガンジーの言葉とか、重力ピエロというタイトルの意味とかを考えると、罪を犯した者は刑務所に…、と言うような世間常識のその向こうを言いたい作品なんだろうなと思い、突っ込み処は目をつぶると自分で納得して見終えられた。次男役の岡田将生が「美しい」

渡部篤郎さん、お久しぶり!ケイゾクではまってからしばらく見かけなかったですが、エキセントリックな犯罪者役がまいどながらびったしですねぇ。自分の犯した罪を「自分は苦しくない」と説明するところの早口な台詞が渡部さんならでは、の薄っぺらな/救いようのない/悪を感じさせていい。でも、台詞自体はちょっと言葉が足らない気がした。納得できない、納得し得ないのを狙った台詞なのかなぁ。

最初のシーンを見逃してはなりません。時間厳守でみるべし。


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