前述蓮見先生の祝う会で、国民文化祭担当の県職員の方とお会いした。国文祭でも蓮見先生とご一緒したので、職員の方もお祝いに駆けつけたというところですね。
で、その職員の方に「国文祭の『ぎょうけいし』を持ってきました。お世話になりました」と茶封筒に入った書籍を手渡された。会場でがさがさもできず、家に帰ってから開けてみると…。
国文祭は毎年皇太子ご夫妻がご臨席になる。その時の写真や行程などを1冊の書籍としてまとめてあるものだった。発行は「茨城県」、と言うことは国文祭開催県で、毎年この「ぎょうけいし」を作り委員など関係者に配布してあったのだろう。
今はあまり見かけない布張りの装丁、パラフィン紙でカバーが掛けてある立派な書籍です。
で、はたと気がついた。「ギョウケイ」って行啓って書くんだ。天皇陛下が外出なさることを行幸って表現するのは知ってたけど、行啓って?皇太子ご夫妻の外出などをこう言うのかな、辞書で調べてみたら…。
行幸…天皇の外出
行啓…三后・皇太子・皇太子妃・皇太孫の外出(尊敬語)
なぁるほど、で三后って?皇后・皇太后までは想像できる。皇太子妃は別に書いてあるからもうお一人は誰のこと?太皇太后だって。それって…、先々代の天皇の皇后、だって。
久しぶりに辞書をあちこちしました、勉強になります。