講演ってほどのことはない時間、3人で3時間つまり一人1時間ですね。何か事業の記録ってものは取っておくに限るんですけど、実際動いているときはそんな時間のゆとりってないもんです。で、これはカフェの記録を取るチャンスとパワーポイントの資料を作って出かけました。
Wさんがはじめに鯨ヶ丘商店会の経緯を話し、Fさんが久自楽舞とスタジオボンズスタートのDVDを見せ、どちらもはかったようにきっちり50分+10分の休憩時間。二人とも慣れてるよねぇ。取り組みの流れで最後になりましたので、こちらもきっちり50分で終了しました。ここまではなんてことない話。先生にお昼をゴチになってカフェに戻って終了。きれいに記録が残ってあとで何かの時に役立つはず。終わりのはずがおもしろいおまけがついてきた。
しばらくしたら、社会教育主事講習の全課程が終わって、受け持った講師の所にその講義のまとめが送られてきたんです。受講者は全講義を聴いてまとめをしなくちゃいけないみたいで、それがご丁寧に全員分コピーして送られてきたんですわ。
読んでて、勉強になりました。社会教育主事講習というのは学校の先生や社会教育に携わる部署にいる行政職員が受けるもの。で、参加者はほとんどが学校の先生だったんですね。提出を義務づけられているらしい提出物は「学習記録カード」というもの。読んでみると、3人が話した内容の「あらすじ」を書けばいいみたい。
どうりで話していたときに、話を聞こうという姿勢ではなくメモを取ることに真剣な受講者ばかりだったなぁと思った。まとめるのはうまいけど、聞いても聞いた当人に何も残さなかったんじゃないかなぁ。こんな講習意味あるんだろうかって…。
そうそう、いかにもというのもあったよぉ、先生という上から目線で分析してあるやつ。このような事例発表は「自分ならどうする」という聴き方をしないとその後の役に立ちようがない。話を自分の中に取り込んで聞くことができず、取り組みのあら探しの聴き方をして、何か見つかると「ほぉ~ら、ここがだめ」みたいな質問をするやつが、必ずいるんだ。
今回もいたなぁと、しかもしっかり聞き間違ってるんだけどね。こういう風に聞こえたんだなぁ私の話って。話している側の思いが、言葉が足らずに伝わりにくかったポイントや違ってうけ取られがちな所というものも、感想から逆算して知ることができて、そういう意味ではとても役だったまとめでした。