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こんどは談春

赤めだか

談春のエッセイだけど、印象に残ったのは談志。NHKのBSで談志の特集を見たときにずいぶんと印象が違うな(自分の思い込みと映像で流される談志の印象が大きく違った)と感じてたけど、これを読んでなるほどと思った。

政治家になった頃なんか、「お調子者め」ってイメージだったけど、実は落語に真摯であったからこその立候補だったと、今頃になって知った。小さんとのあれこれなど、江戸っ子の魂を感じさせられた。

志の輔談春志らくといい真打ちが立川流から出たけど、今後はどうなんだろう…って最後のあたりを読みながら思った。NHKでも談志は人生の終盤をのたうち回っている印象だった。このように自分の人生の終わりを見据えて整理しようとする姿勢があのNHKの映像の中の寂しげな談志に重なって、気持ちが…

気持ちが重くなる、と言う言葉ではなく、でも心持ちがすっと地面に吸い付けられるような身体の下の方が密度が濃くなるような感覚を持つ。でも、当の談志はそういう見られ方をいやがるのかなぁ。

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