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益子再び

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織りの大豆生田先生が益子のKENMOKU土空間でブースを出すお手伝いで益子再訪。

一人で行く道中はやや不安。昔グリーンで県内各地開催の講座を受けていたころは、無我夢中だったのか遠くへ行くのも何も感じなかったけど、この頃は道に不安になることが多い。なぜだかじっと考えてみたら…! ナビに慣れてしまったせいだ!

遠くに行く時に乗せていただく車は今はほとんどナビ搭載。右に曲がれだの、もうすぐ左だの指示頼りで車に乗ることに慣れてしまって、初めていく時に道を覚えよう、景色を記憶しておこうという感覚を働かすことがなくなってしまったんだ、きっと。こうやって人類はその本能を衰えさせていくんだぁ。ナビを買おうかどうか迷っていたけど、やっぱりやめよう。口と足があればきっとどこかにたどり着けるって今までやってきたのだから。

で、ここは土空間。先生が土間は寒い、とおっしゃるので厚着してたっぷりのひざかけまで持って出かけたけど、いい天気の上にストーブを焚いてくださっているので十分温かい。しかし、こまったのは暇を持て余す。土空間は「十人十色」というテーマで文字とおり10人のクラフト作家がブースを出している。そこをお客様がぶらぶらと眺めていくので、接客というほどのこともなく、ほかの作家さん達は立ち止まるお客様が見つかると手を休めて商品の説明をする、つまりその他の時間は自分の作品創りなどをしているんだ。

これなら、私も毛糸と編み棒でも持ってくればよかったぁ、本でもいいし。間が持たないことこの上ない。商品がどうにかなる心配はあまりない空間なので、時々表のテント村を冷やかしていると、そういうときに限って「お客さんですよ」と他のブースの人が声をかけてくれ、あたふたと説明に戻るというパターン。

何とか午後5時まで過ぎ、かたずけが面白かった。土間は手入れが大変だという、その手入れというのをはじめて見せてもらった。土間というからには地面なんですけど、硬くしまった土でほこりもたたないのはなぜか?一日の作業が終わると、じょうろで全体に水をかけるんですね。で、水をかけたところはもう足を踏み入れてはいけない。ペンキを塗ったりモルタルを塗ったりするのと同じように奥のほうから、じょうろで水をかけてくる。ということは奥の人が片付け終わらないと片付けられない。へぇ、こうやって土間の「硬さ」ができてるんだ。寒いのはそのせいか。

KENMOKUさんのあたりは道が細く、観光客は勝手気ままに歩いているので車が、おそるおそる、でもちょっと怒り光線を発しながら通る。片付け終えて帰り道、民家がやってる「今日だけパーキング」までの道は街灯もなく真っ暗。パーキングのおばぁさんも、一日500円を前払いなので、だれもいないくらい庭にはいってごそごそと車を出す。益子はこんなに人が多く出る街なのに、インフラはどうなっているのかというような道の細さ。そうそう、「ぼっとん」トイレに久しぶりに入りましたわ。

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