「タイム・ブリッジ(時の橋)」 エコ・プラウォト。
木造の屋根付き橋とでも説明したらわかるかしら。
内部は村の人の昔の思い出が画用紙大の板に墨で書かれて展示してある。こういう生活がこの村でちょっと前まで繰り広げられていたんだという「時をわたる橋」のイメージらしい。
ここ上勝町は5つの集落からなり、その5つの集落に5人の作家が作品を創り展示してある。地元の協力がないと成立しえない作品は5つの集落の人達の「他よりよいものを」という心持をあおったことだろう。しかし、比較しにくい作品を作り出す作家をそろえたあたりは、その辺の機微も知った上での北川フラム氏の作家選びならではだろうと思う。
それぞれの作品の近くには物産所もあり、ここでは「石臼挽きコーヒー」というのを売っていた。石臼で豆を挽く体験もでき、やってみたけどこれが結構難しい。手回しミルで挽くのも毎日だとたいそうな手間だけど、「石臼挽コーヒー」売りにはなるが、実際は難しいよね。体験だけというのはなるほど、かも。