土浦の姉の所の灯籠、長い間もらい手をさがしていたが、なんと今度こそはもらってくれる人が見つかった。
ある朝、茨城大学のH先生から電話があり、「灯籠にぴったりの庭が見つかった」という。牛久にある料亭だそうで、そのオーナーはお医者さんなのだそうだ。「灯籠がどんな庭に置かれるのか見てもらって納得してもらいたい」とかでその料亭に姉夫婦共々私もご招待してくれるんだって。
ゴチはうれしいんだけど、ほんとに持って行けるのだろうかと一抹の不安を持ったのは姉も私も一緒だったらしい。今まで灯籠を見に来る人みんな「欲しい」というが持ち出す手間で断念してきた。
持って行ってからお礼にゴチというなら、安心していただきまぁすといえるけど、ゴチになるわ、やっぱもっていけませんでした、では目も当てられんからねぇ。
H先生、私と姉の予定を聞き、お医者様の予定をきき、と何度も日程調整の電話をしてくださる。なんだか申し訳無いような、ほんとかいな的な感覚もすこぉし。
で、ゴチのお約束の19日、現地の牛久集合と言うことでお店の名前が「同源亭」ネットで住所を調べ地図をプリントしていざ出発。つくばの先から牛久・成田方面に高速がつながっていて2時間かからずに到着しました。
駐車場で待つことしばし、先生と姉夫婦が相次いで到着、いざ庭に…。びっくりしました。滝!個人の庭ですかぁこれ?取りあえず庭を一回り、案内してくれたのはオーナーではなくそのお医者さんの懇意な製薬会社社長だって…。
で、庭園を見渡せる料亭へとすすみました。まず用意されていたのが上の写真。ほとんどの人が初対面という感じで、どうなることかと思っていたけど、先生とTさんのお話上手でおいしくお料理はいただきました。
牛久社協に長く仕事で通っていた先生も、こんな料亭があるのをずっと知らなかったんだって。牛久社協の担当者(部長)が、先生をここに連れてきてくれて、庭を見た瞬間に「あの灯籠にぴったり」と話をつないでくれたらしい。
お医者様もどんなに金・金タイプかと想像してきたのだけど、純朴そうな奄美出身者で、庭いじりが好きで好きで仕方がない感じ。怪しげなもらい手でなくてほんとよかったって、手打ちとなりました。
その後灯籠以外にも庭石も持って行ってくれることで話がまとまったようで、姉の長い懸案事項は一歩も二歩も進んだのでした。
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