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綱渡りの日々(-_-;)

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なんだってこんなにせわしいの?

年度末がカフェに関係するとは思わなかった。フォーラム参加が2回、それはしょうがないとは覚悟していたけど、視察やモニターツアーなど行政がらみの来店が多くて追われるように毎日を過ごしている。

2月14日、地産地消フォーラム
2月27日、パネルディスカッション用下見
3月3日、モニターツアー(都々逸ライブあり)
3月4日、茨城放送
3月7日、パネルディスカッション
3月10日、日テレ
3月14日、ぐるなびモニターツアー
3月17日、中野区都市交流担当者視察
3月18日、都市交流のグループ開設のための交流会

助成金を受けて行って来たピアニシモくらぶの最後の事業「写真展」の準備が間に合わないし,その前に助成報告書の作成もままならない。う~ん、なんでもかんでもどうして家に頼みに来るんだぁってかんじ。店に行政担当者が3部署集まったときもある。いろいろ支援をうけているからなぁとは思うものの、あんまり期待かけないでぇ、身の丈運営が身上のカフェなんだから…。

日テレきたる(-_-;)

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日本テレビで放送している「新ニッポン探検隊」という番組が常陸太田に取材に来た。テレビでおなじみの藤井アナを間近で見ちゃった(*^^)v

でも、取材は不本意。なぜかというと…

去年の秋おそくに、常陸太田の特産品開発プロジェクトっぽい取り組みがあって東京から超有名なパン屋さんとかケーキ屋さんたちが太田に来た。太田の特産・巨峰を使った菓子やケーキのレシピ開発とかで、その人たちを連れてきたのは総務省派遣のコンサルKさん。市内のお菓子屋さんとかパン屋さんで巨峰を用いたメニューをそれぞれ開発しましょうってかんじで、ワークショップを行ったのでした。

JCの先輩のブドウ農家Sさんの奥さんに手作りのブドウジャムやブドウをたくさんいただいて、あれこれ試して作ってみては市役所の担当部署に味見をしてもらっていた。

今回の取材も総務省系列らしく、ブドウソースを作っている様な絵を番組用に取りたいという話が市の担当者にきたのだという。確か去年はブドウで試作品は作ったものの、現在はもう既に食べちゃって無くなってる。ほんのちょっと残っていたジャムは自分が作ってものでもない。

それをいかにも「つくりました」って感じで撮影されるのは、やだなぁ…でも、担当者の立場も大変そうだし、むげに断れないし…って感じで、何となく後味の悪い撮影になってしまった。

だいたい、巨峰ってあんまり好きじゃないんだよねぇ。他の品種の方がおいしいし…。地産地消なら,今おいしいストロベリーチーズケーキ作ってるし、それなら胸張って説明できるのに、なんでもかんでも巨峰でなくちゃならないのは、コンサルさんだけのような気がするんだけど。

あ~ぁ、きっぱり断れない自分の馬鹿さ加減がいちばん後味悪いんでした。
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真壁のひな祭り

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商工会の視察で、久しぶりの真壁へ。ひな祭り最中に行くのは初めて。なかなか難しいなぁと言うのが、見終えてからの感想。

平日のしかも寒風吹きすさぶ寒い日に、人でごった返していた。このように人が来る様な盛り上がり方をするに至って、最初にこういう取り組みを始めた人たちの思いとは別の動きができ、そちら側が目立ってしまってせっかくの「語りのあるまち」が台無しになってしまうのではと心配させられるほど。

上の写真、おひな様が入っているのは魚屋さんのショーケース。魚屋さんの店先でイカ焼きを焼いて売っている。なるほどご自分の所の商売とうまく結びつけているなぁとは思う、思うが…。

おもしろいとは思うけど、店主が(おばぁさんとその息子さん二人)そのおひな様の飾る場所の目の付け方がおもしろいと思ってやってるのではないなぁ、と思えるところが「いたい」。息子さんの方は大変おもてなし気分があってよかったが、おばぁさんの方が「慣れ」を感じさせてしまう。

きっと最初の頃はこんな接客はしなかったんだろう、だんだん盛り上がって毎年相当に売上げがあり評判もよかったんだろう、逆にそのことが「自信」となったんだな。自信を持つこと、それ自体は大変結構。でも、自信をもっていてなおかつ謙虚さを失わないこと、それが大事だと思わされた。
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歩いていておもしろいものはたくさん発見。これはなんだぁ(爆笑)。きっとご主人の趣味なんだろうなぁ。

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こちらは、メイン会場ともいえる呉服屋さんの店。ブロマイドですかねぇ、年期ものが美しかったです。

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雛飾りを出しているお店(一般のおうちもある)をマップに載せて番号を掲示してあるその掲示してある店の番号札の裏はこうなっている。なぁるほどね。

ここまで町全体で盛り上げてきた、そのことはすばらしい。でも、写真を撮る人などから「ひな祭りを見るなら石岡のほうがいいよ」などどよく耳にするようになっていて、これからが正念場というか曲がり角。古い時代の温泉観光地のようになるのか、雰囲気のある町とそれを守るライフスタイルを貫く町となるのか。ひな祭りマップに「真壁は迷い町」とある。さらに、道を迷ったら町の人に気軽にきいてくださいと。ある意味象徴的なフレーズです、迷い町・真壁。

同源亭

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土浦の姉の所の灯籠、長い間もらい手をさがしていたが、なんと今度こそはもらってくれる人が見つかった。

ある朝、茨城大学のH先生から電話があり、「灯籠にぴったりの庭が見つかった」という。牛久にある料亭だそうで、そのオーナーはお医者さんなのだそうだ。「灯籠がどんな庭に置かれるのか見てもらって納得してもらいたい」とかでその料亭に姉夫婦共々私もご招待してくれるんだって。

ゴチはうれしいんだけど、ほんとに持って行けるのだろうかと一抹の不安を持ったのは姉も私も一緒だったらしい。今まで灯籠を見に来る人みんな「欲しい」というが持ち出す手間で断念してきた。

持って行ってからお礼にゴチというなら、安心していただきまぁすといえるけど、ゴチになるわ、やっぱもっていけませんでした、では目も当てられんからねぇ。

H先生、私と姉の予定を聞き、お医者様の予定をきき、と何度も日程調整の電話をしてくださる。なんだか申し訳無いような、ほんとかいな的な感覚もすこぉし。

で、ゴチのお約束の19日、現地の牛久集合と言うことでお店の名前が「同源亭」ネットで住所を調べ地図をプリントしていざ出発。つくばの先から牛久・成田方面に高速がつながっていて2時間かからずに到着しました。

駐車場で待つことしばし、先生と姉夫婦が相次いで到着、いざ庭に…。びっくりしました。滝!個人の庭ですかぁこれ?取りあえず庭を一回り、案内してくれたのはオーナーではなくそのお医者さんの懇意な製薬会社社長だって…。

で、庭園を見渡せる料亭へとすすみました。まず用意されていたのが上の写真。ほとんどの人が初対面という感じで、どうなることかと思っていたけど、先生とTさんのお話上手でおいしくお料理はいただきました。

牛久社協に長く仕事で通っていた先生も、こんな料亭があるのをずっと知らなかったんだって。牛久社協の担当者(部長)が、先生をここに連れてきてくれて、庭を見た瞬間に「あの灯籠にぴったり」と話をつないでくれたらしい。

お医者様もどんなに金・金タイプかと想像してきたのだけど、純朴そうな奄美出身者で、庭いじりが好きで好きで仕方がない感じ。怪しげなもらい手でなくてほんとよかったって、手打ちとなりました。

その後灯籠以外にも庭石も持って行ってくれることで話がまとまったようで、姉の長い懸案事項は一歩も二歩も進んだのでした。

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村上春樹

海辺のカフカ〈上〉
海辺のカフカ〈上〉
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村上春樹のエルサレム賞受賞とそのスピーチのニュースを数日前TVで見た。ほんの断片だけだったが、長年の読者としては、村上春樹らしくてその日の自分のトップニュースではあった。

「卵の側にたつ」と伝えられたそのニュースは、新聞でもあまり大きな扱いにはならず、スピーチについてはいつか全文が報じられるかと待ちつつ、まったく報じられる様子もない。なんでぇ?

しょうがないので時間のできた日曜に全文がどこかで読めないかさがしてみたら、ありました。ネット社会の恩恵ってこんな時にすごいなぁ、ありがたいなぁとつくづく思います。

しあわせのかたちスピーチの全文翻訳。いろいろある全文紹介の中でいちばんと思う。

『HAARETZ』紙に掲載された村上春樹のエルサレム賞受賞スピーチ

「ダブル村上」追っかけをして久しい。新作が出ると、もったいなくて読めない…読み出すと読み終えてしまうから、って変な対応をしてしまうほど、村上春樹の紡ぐ世界が好き。今回のスピーチは、その新作を読んだ様な気分にもなった。「システムと個人」の話をいろいろな「嘘」で物語ってくれていたのだから当然かもしれない。

「しあわせのかたち」当該ブログ記事には、「卵」のモチーフは、卵がかえって鳥になり壁を越えるというメタファーを含むこと」とか、stand onの翻訳の違いとか読ませるコメントが続く。世の中のブログにはすごいものがあるもんだ。

落語全集

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先日の落語会には商店会の支援でこの地域のお年寄りに招待券を発行してあった。その招待客の中に、ご近所の桶屋さんのIさんも混じっていた。Iさん、まだゆっくりとお話したことは無い。身体が大きく、あまり笑った所など見たことが無かったので、「落語なんか聞くんだぁ」と不思議な気分で眺めていた。

いつも通りの朝、カフェを開けようと店の前でがたがたやっていたら、そのIさんが「これ家にあった本だけど、オレも先が長い訳じゃないから店にでも置いておいたらいいと思うよ」「オレも昔寿限無寿限無とかやったんだよ」と年代物の本を2冊手渡してくれた。それが上の写真。

「ほんとは上・中・下と3冊あったんだが、上は誰かに貸したんだか、戻ってこなくて無いんだわ」と。ありがたく頂戴して、何はともあれその晩家に持ち帰りゆっくりと本を開いてみた。旧かな使いのルビが丁寧にすべての漢字に振ってある。目次を見てまずびっくり。題字が徳川何とかだの、序文が新渡戸稲造だのすごい名前が載っている。

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これは、自分が持っていても宝の持ち腐れ、隅田川さんに電話をした折り「こんな本をもらいましたが、お使いになりますか?」と尋ねたところ、ほんとに二つ返事で「ぜひ」とのこと。Iさんにもその旨を伝えて「落語家さんに本をお渡ししてもよろしいか」聞いてみたところ、Iさんいたく喜んでくださって「今の落語もいいけど、昔の古典がそのまま載ってるから、勉強になると思ってさ」とのこと。

隅田川さんに本を送るときに、念のためこのIさんが桶づくりの職人さんだと伝えた。次は9月と決まっている2回目の落語会の時、もしかしたら「たがや」をIさんの前で演じてくれたら、なんて楽しみが増えた。
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仁王像

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今年始まった新しい助成事業の経過視察2回目、金砂郷の上利員の寺院に行ったら見事な仁王像があった。まだまだ知らないこといっぱいあるなぁ。

鯨ヶ丘落語会

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カフェの奥の座敷で落語会、ぜったい雰囲気ぴったりだと思って始まったんだけど、近くのホールで毎年冬に落語が定番になっているせいか、いまいちチケットの動きがよくない。自分は回りに落語好きが多いのであっという間にはけちゃったんだけど、他の仲間はだいぶ苦戦していた。

商店会で高座を作ってくれたり、「活性化の取り組みだから,赤字が出ても気にしないで」と支援してくださるとのことで、申し訳無いが今回は若干の赤字覚悟。さて落語会当日、準備万端で用意できたら、なんと雪!出足がぁ…!多賀駅まで特急でくるという隅田川馬石師匠を迎えにいった弟は「雪で車が渋滞で…」,ぎりぎりでもいいから安全運転でね、と願っていたら案外時間通りに到着。

赤土さんのおいしいおそばを召し上がっていただき、さてさて1部の始まり。

1部 初天神
   アワビのし
2部 狸の札
   子はかすがい

たまたま落語会当日の24日はお愛宕さん参りの日。朝9時に新星タクシーで金砂郷の愛宕神社に行くとお縁日が立っていて,飴を買ってきました。師匠に飴をだしつつお縁日の話などしたので,最初の話は初天神、やっぱそうきたかぁ、うれしいねぇ。飴や団子を食べる仕草がいけてます

2部の最後は人情話、待ってました!!!話は知ってるのに何でほろっと泣けるかねぇ。まじめになったおとっっちゃん、いい感じでした。おっかさんも優しくけなげな感じが出ててきれいな人なんだなぁって思えちゃうのがすごいねぇ。

チケット売りは苦労しましたが、スタッフ全員次回はいつやると、もう乗り気です。師匠がやってくださるといったら、間を開けず第2回をやっちゃうもんねぇ

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こちらは2部に着物を着てきてくれたきれいどころ。雰囲気ばっちり盛り上がりました、ありがとう!

粟原

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フォンズの取材で粟原に行く。初めてきたこの池は久慈川の三日月湖、池の中程の道を通り振り返ったら那珂市の看板。太田と思ったら那珂市になるんだね,川が境界だったんだろうから。

カワセミがいるという話を同行した人と話していたら、なんとすぐそばにそのカワセミが飛んできた。思わず切ったシャッターに写っていたカワセミさんは,魚を捕ってくわえていました。正月早々いいものみちゃったぁ(*^^)v

水郡線の線路を,ほんとはいけないのよと言いながらまたいで防人の碑の写真を撮りに行った。またぐときにいいアングルだからと線路の写真を1枚!ちょうど久慈川を越える橋の上の線路になる。「思い切って橋の真ん中まで行ったらいい写真がとれるよぉ」なんて,恐ろしいことをいう。案の定その後すぐ電車がきて、あのまま調子に乗って線路をてくてくしてたら,今頃は新聞沙汰になっていたかも…。
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お愛宕さん

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暮れの12月初旬、カフェのお隣さんから小さなお社が回ってきた。ここ鯨ヶ丘は各町内にそれぞれお社があり、大晦日には町内でお灯明を上げるため,幻想的な夜の風景が広がるところでもある。ただしなんと、一丁目はお社がないのだそうだ。

で、持ち回り(?)ミニお社が月当番で回ってくるのだという。隣同士2軒で月の前半と後半にお社を預かり、翌月はその又隣へ受け渡していくという伝統があるんだそうで、隣のおじさん曰く「いつ頃始まったのかは調べたんだけど,分かんないんだ」という。

「昔はお社があったんだけど,何でだかわからないが若宮八幡さまに返しちゃったんだと」「で、その後大きな火事があったとかで、お愛宕さんにお参りするようになったんだって…」と。で、その回ってくる小さなお社が上の写真。

毎月24日はその月当番の人がお愛宕さんにお参りしてお札をいただいてくるのも伝統なんだそうで、隣のおじさんと12/24、クリスマスなのにお愛宕さん参り。どこにあるのか全く知らなかったが、金砂郷の玉造だという。よく通る交差点の手前で山手に入るとなんと民家のちょいとさきに鳥居が見えてきた。

せっかくの初体験なので山の上まで昇ってみると、まぁ古い由緒ある神社がありました。拝殿前には崖に張り出した舞台のようなものまである。こんな所にこんな神社があるなんて!お約束で神社は必ず一回り、するとお隣に奉納された馬がありました。きれいなお馬さん。時間のひずみに落ちたような感覚になる一日でした。

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