二女は高校でバドミントンの部活に入っている。試合を応援に行きたいんだけど、試合会場まで送ってはいくが、見に来ていいとは一度も言わない、言わなかった。これが高校最後の試合になるという、3年の県大会、初めて見に来ていいといってくれた。
見に行ったのはダブルスの日。私も夫も運動は苦手なほうだったので、子供が高校で運動の部活をすると言ったとき、続くんだろうかと顔を見合わせた。ところが楽しげに部活を続け、3年になると体が締まってきて、ちょっとした瞬間に見せるからだの線がはっとするほどきれいになっていた。
運動はだめと決め付けていたのは、自分だったなぁって今日も思う。子供が小さい頃スケート場に連れて行って引率ではいたスケート靴で恐る恐る滑ったら案外楽しく滑れたことなんかも思い出してしまって、あれこれ壁やら敷居を高くしてきたのはなんだったんだろうと、なんだかこのごろおんなじようなことを考えている。
二女は私にそっくりだとみんなが言う。確かに。のびのびとやりたいことを楽しそうにやっている自分とそっくりな二女。なんだかおかしくなってしまう。