商工会の視察で、久しぶりの真壁へ。ひな祭り最中に行くのは初めて。なかなか難しいなぁと言うのが、見終えてからの感想。
平日のしかも寒風吹きすさぶ寒い日に、人でごった返していた。このように人が来る様な盛り上がり方をするに至って、最初にこういう取り組みを始めた人たちの思いとは別の動きができ、そちら側が目立ってしまってせっかくの「語りのあるまち」が台無しになってしまうのではと心配させられるほど。
上の写真、おひな様が入っているのは魚屋さんのショーケース。魚屋さんの店先でイカ焼きを焼いて売っている。なるほどご自分の所の商売とうまく結びつけているなぁとは思う、思うが…。
おもしろいとは思うけど、店主が(おばぁさんとその息子さん二人)そのおひな様の飾る場所の目の付け方がおもしろいと思ってやってるのではないなぁ、と思えるところが「いたい」。息子さんの方は大変おもてなし気分があってよかったが、おばぁさんの方が「慣れ」を感じさせてしまう。
きっと最初の頃はこんな接客はしなかったんだろう、だんだん盛り上がって毎年相当に売上げがあり評判もよかったんだろう、逆にそのことが「自信」となったんだな。自信を持つこと、それ自体は大変結構。でも、自信をもっていてなおかつ謙虚さを失わないこと、それが大事だと思わされた。
歩いていておもしろいものはたくさん発見。これはなんだぁ(爆笑)。きっとご主人の趣味なんだろうなぁ。
こちらは、メイン会場ともいえる呉服屋さんの店。ブロマイドですかねぇ、年期ものが美しかったです。
雛飾りを出しているお店(一般のおうちもある)をマップに載せて番号を掲示してあるその掲示してある店の番号札の裏はこうなっている。なぁるほどね。
ここまで町全体で盛り上げてきた、そのことはすばらしい。でも、写真を撮る人などから「ひな祭りを見るなら石岡のほうがいいよ」などどよく耳にするようになっていて、これからが正念場というか曲がり角。古い時代の温泉観光地のようになるのか、雰囲気のある町とそれを守るライフスタイルを貫く町となるのか。ひな祭りマップに「真壁は迷い町」とある。さらに、道を迷ったら町の人に気軽にきいてくださいと。ある意味象徴的なフレーズです、迷い町・真壁。