暮れの12月初旬、カフェのお隣さんから小さなお社が回ってきた。ここ鯨ヶ丘は各町内にそれぞれお社があり、大晦日には町内でお灯明を上げるため,幻想的な夜の風景が広がるところでもある。ただしなんと、一丁目はお社がないのだそうだ。
で、持ち回り(?)ミニお社が月当番で回ってくるのだという。隣同士2軒で月の前半と後半にお社を預かり、翌月はその又隣へ受け渡していくという伝統があるんだそうで、隣のおじさん曰く「いつ頃始まったのかは調べたんだけど,分かんないんだ」という。
「昔はお社があったんだけど,何でだかわからないが若宮八幡さまに返しちゃったんだと」「で、その後大きな火事があったとかで、お愛宕さんにお参りするようになったんだって…」と。で、その回ってくる小さなお社が上の写真。
毎月24日はその月当番の人がお愛宕さんにお参りしてお札をいただいてくるのも伝統なんだそうで、隣のおじさんと12/24、クリスマスなのにお愛宕さん参り。どこにあるのか全く知らなかったが、金砂郷の玉造だという。よく通る交差点の手前で山手に入るとなんと民家のちょいとさきに鳥居が見えてきた。
せっかくの初体験なので山の上まで昇ってみると、まぁ古い由緒ある神社がありました。拝殿前には崖に張り出した舞台のようなものまである。こんな所にこんな神社があるなんて!お約束で神社は必ず一回り、するとお隣に奉納された馬がありました。きれいなお馬さん。時間のひずみに落ちたような感覚になる一日でした。