WOWOWで志の輔のパルコ公演をやってたので、全部見たんだけどと思いつつ録画したら、冒頭でこの公演が賞をもらったという映像があった。その対象が「歓喜の歌」だそうで、ナレーションで「志の輔の代表作…」。やっぱそうだよねぇ、と自分も前にそうブログで書いていたので、そっちの意味でも何となくうれしい。
歓喜の歌の落語ができるまでの話を志の輔本人が話していた。映画化された監督との対談もあり、そっちの方が(だって落語はもう見てるし。最初に見た感動って何ともいえないから)見てておもしろかった。登場人物の中で、キーになる出前のお兄ちゃん、映画では娘さんなんだってさ。監督の話も、志の輔の話もそれぞれに理由があっての「お兄ちゃんと娘」の違いなんだなぁ。
志の輔の落語の登場人物の語りを聞いていて、その語り口から別の落語の人物像が重なって見えてくることがある。例えば歓喜の歌の出前のお兄ちゃん、今風のバイトの大学生ではなく、江戸時代のまじめな手代さん風に聞こえたえたり、けなげで家族思いの働く子供に聞こえてくる。そうなると、その人物の性格が聞こえてくる別人物の分まで複雑で重層的な背景に思えて、そのせいで話に重みが加わる気がする。
映画監督が「餃子ですよ」って、言ってました。そうですよね、餃子の精神が無いと何事も暖かくありませんね。早く映画もWOWOWでやんないかなぁ。いろんなイベントをやる人、これ見るといいのになぁ。ちなみに、この間ベルの演奏をさせていただいた企画をした市内某団体の担当者、あなたたちの気持ちには餃子なかったですよぉ!(-_-;)