母の実家の建物が筑波大学の先生の研究室に利用されているときき、懐かしい思い出の家がどうなっているのか建築設計をするお友達と見学に行ってきました。
「里山建築研究所」の事務所になっているのは昔、隠居として私の曽祖父母夫婦が住んでいたところでした。このあたりは昔養蚕が盛んで母の実家はその繭の買取やらタバコの買取などをしていたようです。埃が5mmも積もっていた物置状態のところを学生さんたちが大勢でたわしなどで磨き上げられた隠居は昔とはまた違った趣をかもし出していました。
掃除の最中たんすの奥から曾祖母が蓄えたのであろうへそくりが出てきたそうで、額に入れて飾ってあったのは「日本銀行兌換券・40円」分。今の価値にするとどのくらいになるのでしょう?何十万って感じかも。
夏休みに母の里帰りについていき、いとこたちと大騒ぎした夏の香が思い出と共に立ち上ってくるようでした。